第5回の最後は,冒頭でみたルーターの処理のうち,(6)の統計収集処理の高速化手法について説明していきましょう。 トラフィックの統計情報を収集する二つの方法 ルーターは,パケットの転送処理と同時に,「どのようなパケットがどれだけ流れているか」という統計情報を採取しています。これは,こうした統計情報を見ることでネットワークの状態を監視したり,解析したりすることができるからです。 例えば,本来送られてくるはずのない送信元からパケットが届いていることから「DoSアタック」などを検出したり,同じパケットを何度も受信していることから「ネットワークのループ」を検出したりできます。こうした解析結果をフィルタ機能などに反映させることで,ネットワーク自体を攻撃や過剰トラフィックから守り,安定的に稼動させられるようになります。また,何らかの障害が発生した際には,統計情報を解析することで障害の原因や障害箇所を特定
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く