和食は本当にヘルシーなのか。10万人の胃腸を診てきた消化器専門医の福島正嗣医師は「和食の基本である“一汁三菜”は1食あたりのカロリーの半分が糖質なので、じつは栄養バランスが悪い。生理学や食の科学から見ると、必ずしもヘルシーな食事とは言えないのです」という――。 ※本稿は、福島正嗣『朝食にパンを食べるな』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 「和食=ヘルシー」という思い込み 胃腸科外来の患者さんの多くは、「胃もたれ」「胃液が上がってくる」「胸や喉のどが詰まる」という症状で来院されます。 私は胃腸専門医として、これまでに胃の内視鏡検査を6万件、大腸の内視鏡検査を3万件以上してきました。延べ10万人の胃腸を診てきた私のこれまでの臨床経験では、これらの症状の多くは、食習慣が原因だと考えています。 そして、その主犯は炭水化物だという結論にたどり着きました。 以来、私のクリニックでは、胃腸の
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