久々の更新が、年内最後の更新となります。 今年は、いろんな意味でプラットフォームがらみの取材の多い年でした。 ゲーム機や次世代光ディスクの話になると、なにかと「どちらが技術的に優れているか」「どちらが良いものなのか」という話になりがちですが、本質はやっぱり「数」。特に現在は、大規模生産と高度にマネジメントされた流通の力を使った、「垂直立ち上げ」が基本です。となると、短期的な生産性や技術的優位性よりも、「どれだけ売ったか」「売っている最中にどれだけ損をしないか」というあたりが大きくものを言ってきます。 例えばニンテンドーDS。 「新しいゲーム性を産めるハードデザインが評価された」と言われることが多いのですが、それはあくまで副次的な要因に過ぎません。最大の勝因は、「以前ならゲームとしては売れなかったコンテンツを売る道筋を作ったこと」といえるでしょう。脳トレはいわゆる「シリアスゲーム」の一種