東北発、復興への翼 日本初の電動飛行機 栗原で有人飛行 滑走試験中、離陸した試作機 青森県南部町出身のベンチャー起業家が経営する軽量飛行機の設計・製造会社(東京)が、宮城県栗原市の瀬峰場外離着陸場(栗原飛行場)で日本初の電動飛行機の開発に取り組んでいる。先日、有人の滑走試験中に国内で初めて離陸に成功した。2013年度内の商品化に向けて大詰めを迎えている。 開発を進めるのは四戸哲さん(51)が社長を務める有限会社オリンポス(東京都青梅市)。 四戸さんは青森県八戸市の小中高を卒業後、日大の航空研究会で飛行機製作に出合った。戦後初の国産旅客機YS11の生みの親の故木村秀政名誉教授(青森県五戸町出身)に指導を受け、同教授を顧問にオリンポスを設立した。 国内で飛行機を自社製作しているのは大手重工業3社以外で同社だけ。これまで小型飛行機3機を受注製造した。 電動飛行機の試作機はグライダーをベー