ソメイヨシノのルーツに迫る「サクラ」はバラ科サクラ属の落葉樹種の総称で、エドヒガンやオオシマザクラ、ヤマザクラなど、基本となる野生種を祖先として多くの品種がつくられました。 その一種である「ソメイヨシノ」は、江戸時代に染井村(東京都豊島区)の植木職人が作ったとか、あるいは自然交雑で生まれたと伝えられています。 エドヒガンとオオシマザクラが、おもな祖先です。 また、ソメイヨシノは接ぎ木によりクローン繁殖された品種で、明治以降、国内や世界中に寄贈されました。 しかし、そのルーツは明らかになっていません。 ソメイヨシノの原木候補となる1本を特定!上野恩賜公園には現在、ソメイヨシノが4本、エドヒガンが5本、コマツオトメが1本、植えられています。 2015年の遺伝子調査で、これらのサクラには遺伝的な繋がりが示され、とくに、1本のソメイヨシノ(管理番号 136)が、ソメイヨシノの原木候補ではないかと発