独自にOS開発をしている人に対して、こんなニュアンスの意見をよく目にする。「自分でOSを開発するなんてバカじゃねーの?」むずがゆい・・・。「スシはやっぱりカリフォルニア・ロールがイチバンね」と主張するカリフォルニア在住の米国人と出くわした時くらいに、むずがゆい。なぜなら、OS開発、特にカーネルの開発というのは、プログラミングの中でも格別の面白さがあるから。「おまえそれ、ほんとにわかってて言ってんのか?」と問いたくなる。小一時間問い詰めたくなる。それでは、OS開発の何がそんなに面白いのか? 個人的な意見をまとめてみる。1)自分が神となって世界を創造する醍醐味OSの設計者は神だ。何もないところから、少しづつ世界を構築していき、やがて自分の思い描いた世界が現実のものとなる。正に"make world"。それには材料も道具も要らない。コンピュータさえ要らない。紙と鉛筆、あるいは頭の中だけでも、OS