【名古屋場所】大砂嵐、ラマダン突入も白星「おなかすいた。早く食べたい」 ラマダンに入った大砂嵐(右)は、里山に力水をつけられた ◆大相撲名古屋場所4日目 大砂嵐○(寄り切り)双大竜●(10日・愛知県体育館) アフリカ大陸初の関取でエジプト出身の西十両9枚目・大砂嵐(21)=大嶽=が、東十両6枚目・双大竜(30)=時津風=を寄り切りで下した。イスラム教徒の大砂嵐はこの日からラマダン(断食月)に突入したが、見事白星で飾った。 喉はカラカラに渇いているはずだが、力水をつけられても飲むわけにはいかなかった。力水は元々、口に含むだけのものだが、真夏の名古屋では力士もつい飲んでしまうこともあるという。この日の名古屋の最高気温は36・8度を記録。それでも敬虔(けいけん)なイスラム教徒で、この日からラマダンに突入した大砂嵐は喉には通せなかった。 「問題ない。ラマダンのパワーもあるから」。言葉通り、取組は力