――また、国内の音楽シーンを見てなにか感じることはありますか。 Atsuo:こないだも風男塾のライブに行ってきたんですけど。 ――どうでしたか? Atsuo:いやぁ……もう……「一生懸命頑張ろう!」って思う(笑)。ああいうね、男性に「男っていいよな?」とか言われるとね(笑)。成田(忍、風男塾のサウンドプロデューサー)さんがもうねえ、本気。もう曲名が『棚田米』ってタイトルなのにめちゃめちゃダブステップだったりして。全然歌詞と音楽関係無い。すべて全力。 ――アイドルブームという状況だからこそ、音楽的に冒険できる部分はありますよね。 Atsuo:そういう意味では、バンドはすごく突きつけられてますよね。「ただ3人4人で楽器弾いてる人たちに何の売りがあんの?」みたいな。初音ミクだって普通のバンドよりも認知度があったりとか。ただ、そろそろ出尽くしてきた感、ジャンルの細分化も行くところまで行っちゃって、