AppleやGoogleといった企業が優れた人工知能の開発に膨大な資金とリソースをつぎ込む中、SiriやGoogle音声検索のように身近な形で人工知能に触れる機会も増えてきました。今から20年後、30年後の未来にはそもそも外国語を勉強する必要はあるのでしょうか? 今回ライフハッカーでは、そんな疑問の答えを探るべく、世界的な語学アプリ『Duolingo』の現役エンジニアである、萩原正人さんにお話をうかがいました。(インタビューの前編はこちら) 機械学習や自然言語処理の専門家で、日中英のトライリンガルでもある萩原さんに聞いた「外国語学習の未来」。昨今の技術的進歩を踏まえれば、そう遠くない未来なのかもしれません。 萩原正人(はぎわら・まさと) 2009年名古屋大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。Google、Microsoft Research、バイドゥ、楽天技術研究所(ニュ
── 最初のキャリアは日本で積まれたのですか? 萩原:いえ、博士号を取ってからすぐに、新卒で中国の検索エンジンのバイドゥに就職しました。入社してから1週間ぐらいして、上海行きの片道切符を渡されて、バイドゥが得意としていたプロダクトの開発センターに行き、日本人ひとりで、他はみんな中国人エンジニアの同僚という環境の中でモバイル検索エンジンを開発していました。もともと海外で働くっていう体験が結構好きだったので、そのときからなかなか面白い経験をしていました。 その前にも大学院時代にGoogleのマウンテンビュー本社で2カ月間インターンに行ったのと、シアトルのMicrosoft Researchで3カ月間インターンをしたこともあります。 その後が楽天技術研究所です。バイドゥで1年半ぐらい働いたあとに転職して、そのときちょうど楽天技術研究所の新しい研究所をニューヨークに作るという話がありまして、そちら
世界的にすっかり名の知られた語学学習アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」。決められた学習内容を一方的に教えるのではなく、データを基に最適化されたコンテンツが学べるのが特徴です。 2014年、日本版アプリがリリースされた時、ライフハッカーは来日したCEOのルイス・フォン・アーン氏を取材しました。それから約1年が経過し、当時3000万人だったユーザー数は全世界で1億人を超えました。これだけのユーザーに支持される理由は、アプリ上で気軽に学習を続けられること、ゲームのように楽しく学べることに加えて、実際に学習効果が認められているからでしょう。 ニューヨーク市立大学とサウスカロライナ大学が共同で実施した第三者独立調査によると、「Duolingoで学習した34時間は、4年制大学における言語教育の1学期分に匹敵する」とのこと。 今回ライフハッカーでは、そんなDuolingoの内側に迫るべく、同アプ
“これまでお決まり芸のように危ない危ないと叫んできたビームですが、現在、史上最大の崖っぷちに追い込まれております”―― 今年(2016年)で創刊21周年を迎える、KADOKAWAの漫画雑誌「月刊コミックビーム」が、公式サイトで異例の「緊急事態宣言」を出しています。要約すると「ビームがとにかく売れていない」「ビームだけでなく漫画雑誌自体がこのままだとなくなってしまう」といったもの。そのための実験策として、月額1980円のプレミアムサービス「読もう! コミックビーム」を10月1日からスタートするとしています。 ビーム緊急事態宣言 ビーム読者からすると、ビームがピンチなのはもはや「何を今更」ですが、定価500円そこそこの月刊誌が1980円の月額サービスを開始するというのはかなり異例のこと。また、どうやら窮地にあるのはビームだけでなく、漫画雑誌全体が今、同じように崖っぷちに立たされていると言います
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く