2日午後1時ごろ、山形県尾花沢市上ノ畑の白銀公園林道沿いの山中で、クリ拾いをしていた山形市中野目の会社員笹原裕之さん(32)と祖母国子さん(80)がクマに襲われた。笹原さんが投げ飛ばして追い払ったが、2人とも軽いけがを負った。 県警尾花沢署によると、笹原さんは後ろから突然襲われ、右太ももと左腕をかまれた。笹原さんが投げ飛ばすと、クマは国子さんの顔と右腕を引っかいて逃げた。 クマは約50分後、現場から200メートルほど離れた場所で地元猟友会メンバーが射殺した。推定8〜12歳のツキノワグマ。体長約1.2メートル、体重約70キロでやせこけていたという。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕動物の赤ちゃん ・ ヒグマに襲われ?男性死亡=顔、肩に引っかき傷−北海道 ・ 登山家山野井さん、クマに襲われる=重傷、ジョギング中−東京・奥多摩 ・ クマ撃退用スプレー誤噴射=宿泊客24人、病院へ