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ブックマーク / gaikichi.hatenablog.com (7)

  • 匿名は客観ではない - 電氣アジール日録

    先日、じつに小学一年生時の同窓会に呼ばれたので長野県の諏訪まで行った。 わたしは諏訪には小学校二年生の半ばまでしか住んでおらず、当時の同級生とは30年以上会っていない。それで誘いが来たのは、たまたま当時の恩師にだけは毎年、年賀状は出してたからである。 かくしてJR中央線に乗ると、東京都を離れて甲州から信州に進むにつれてすでに黄色がかった水田が見え、ああ、もう稲刈りの時期か……などと思う。ほとんど東京都23区の西部で完結した生活を送っているので、この程度の季節感さえ失われている事実に気づく。 一時が万事この調子で、今回はいかに自分が「地方の普通の人」の感覚からズレてしまっているか痛感した。 一クラス20数人のうち18人(男女はほぼ半々)が集まったが、女性は全員既婚、男性は当方を含む3名しか未婚者はおらず、既婚者は一人を除いて全員子持ちだったので、きわめて形見が狭かった。 既婚者は当然、子供

    匿名は客観ではない - 電氣アジール日録
    nicht-sein
    nicht-sein 2009/09/30
    "必然的に、その場では偏向した意見が多数となる"そうなんですよね。一部のセグメントで流行っていても外部には殆ど知られていないのは良くあること。SLとかTwitterとかvocaloidとか。
  • 言論の自由と恥の意識再論 - 電氣アジール日録

    例によって出遅れた話だが(←業が忙しいせいにしておく)、先月、女性をレイプするエロゲーが海外で規制された件について佐藤亜紀がブログで書いたら、案の定「表現の自由」至上主義者から袋叩きに遭ったらしい。 この手のメディア規制論議については当方は丸一年ちょっと前にもこう書いた。 http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/20080331#p2 (できれば同日のコメント欄まで目を通されたし)。 結論から言えば、わたしも基的には、誰かの意見で一方的に表現が規制がされることが好ましいとは思わない。しかし、これはあくまで法律の問題ではなく個人の良心、美意識の問題としての話だが、表現の内容によっては「恥じる」とか「遠慮する」という意識があるべきじゃないの? とも思う(いや、べつに、恥じたり遠慮しながら、でもコソコソやってもよいんだ)。 不快な表現の自由を嫌う自由 断っておくが、わた

    言論の自由と恥の意識再論 - 電氣アジール日録
    nicht-sein
    nicht-sein 2009/06/18
    個人的には件の議論で「エロゲーは表立って見せびらかすものではない」というのを否定する人はいないと思う。その上で倫理の問題であるべきなのに法律で強制的に規制しようとしているから反発されているのだと思う。
  • 2008-02-09

    ※ここのブログは辞書ではありません。 わたし個人が、普遍性のある言論とはどういうものだと思うかという話を書いてるという、ただの個人の意見が書かれた雑録です。 普遍性という言葉の意味を知りたくて検索でここにたどりついたかわいそうな人がたくさんいるようですが、だったら国語辞典を引くか、それも面倒なら↓の『エキサイト国語辞典』で「普遍性」と検索してください。 http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/ 検索でここのブログがヒットしたので「騙された!」と思った方は、Googleに文句言ってください。お願いします。 すでにid:gryphon氏が取り上げているが、浅羽通明の個人誌ニューズレター「流行神」最新号が、東浩紀による「ゼロ年代の想像力」(by宇野常寛)評を論じている。 わたしは不勉強なもので、東浩紀の言説自体についても、「ゼロ年代の想像力」自体に

    2008-02-09
  • 弱者が戦わないでどうする? - 電氣アジール日録

    サークル惑星開発委員会の同人誌『PLANETS Vol.4』に「ニート論壇はなぜうまくいかないのか」という一文を寄稿。 先頃、日の経済財政大臣は、日はもはや経済大国ではない、という意味の事を語ったそうである。 しかし、不謹慎な言い方をすれば、国が貧乏になるというのは、右や左の思想屋にはチャンスのはずなのだ。実際、不景気のどん底にあったヴァイマル共和国時代のドイツでは、ナチスも共産党も大躍進した。 が、今の日では、右っぽいスローガンを掲げる人も、左っぽいスローガンを掲げる人も、うまくいってるように見えない、それはなぜなのか? を考えてみた次第。ただ言い放しも無責任なんで「じゃ、どーすりゃいいんだよ?」というのも一応考えた。 いつも書いてることだが、どう考えてもこの同誌中、明らかに浮いてるとしか思えないのだが、まあ、お声がかかるうちが花なのか? ところで、件の原稿では「ニート論壇」云々な

    弱者が戦わないでどうする? - 電氣アジール日録
    nicht-sein
    nicht-sein 2008/01/19
    "隣にいる人間が困ってれば助ける、なぜなら、お互い様だから、という考えが今の日本で広まらないということは、共同体への危機意識もまだまだ、ということなのだろうか"
  • 電氣アジール日録 - 外国にも「ただの国民」は多数いる

    『論座』8月号を読むと、フランスのサルコジ新大統領についての記事が興味深い。 フランスといえば、アメリカの進出を嫌う伝統的小売商支持者によって反マクドナルド暴動の起きる国である。だが、そんな同国にもアメリカ文化で育った世代が現れていて、戦後生まれの親米主義者サルコジはその筆頭ということになるらしい。 以前、坪内祐三が『諸君!』に書いてた記事によれば、ノーマン・ポドレッツら米国ネオコンのイデオローグたちも、アメリカ西部・南部の伝統的保守文化などではなく、マーベルコミックとロックンロールの戦後アメリカ文化で育った「サブカル保守」世代というが、それと似たようなものらしい。 「保守」の中身が伝統土着ではなく消費資文化の利便性になりつつあるというのは、日だけではなく、EU諸国まで先進国どこも同じ傾向ということか。だが「ただの国民」多数の音はこっちなのかも知れない。 ところで同じ『論座』今月

    電氣アジール日録 - 外国にも「ただの国民」は多数いる
  • 2006-07-21

    ♪諸君、夢はあるか? あるなら働け、努力だ 「労働者M」筋肉少女帯 いちいちブログで業の補完ばかりしているというのは、プロとしては誉められた話ではないのだが、また仕事ネタ。 『サイゾー』8月号「ニュースソース」欄にちょこっとだけ(1/2ページ)記事書きました。「フリーターも労使闘争の時代!? 日マクドナルドに労組結成」っての。 とりあえず一次報道としてはこのへん参照↓ FujiSankei Business i. 2006/5/30 日マクドナルドに初の労組 http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200605300020a.nwc マクドナルド裁判 http://macdnalds.exblog.jp/1408512 わたしがこのニュースに注目したのは他でもない。 近年、フリーターの増加が問題視されてるが、多くの企業が人件費を抑えるた

    2006-07-21
    nicht-sein
    nicht-sein 2006/07/21
    "おうおう、お可哀そうに、そこまでして「被害者様」になりたいか?"
  • 電氣アジール日録 - ネット世論は「戦後民主主義良い子」

    何を今さら的過ぎて書くのも恥ずかしいが、堀江貴文の逮捕以来、ライブドアグループの関連企業が次々脱退し、取引先銀行も次々手を引いているという報道を目耳にして、堀江個人にちっとも好感を持たなかったわたしでさえもなんかいやなものを感じている。 ライブドア摘発直後も、個人の感情として堀江貴文という人物に好感を示すという人物は所々にいたが、個人の好みがどうあれ、法的に犯罪者とされた相手との取引はやめるというのが「大人の論理」なのだろう。 しかしである、かつて、田中角栄はロッキード事件で実刑判決が出てなお、地元新潟では圧倒的に支持され続けた。「法治社会のルール」と「世間の感情」は必ずしも一致せず、二重基準が存在するという考え方の方こそ、長らく日社会での暗黙の「大人の論理」ではなかったか? まあ、ホリエモンと角栄の違いは明確に歴然としている。角栄が、道路や線路の開発などで新潟の土着の民の生臭い生活利権

    電氣アジール日録 - ネット世論は「戦後民主主義良い子」
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