昨日はITpro主催のイベント「ユーザー企業のためのエンタープライズ・クラウドフォーラム」に参加してきました。 日経コンピュータ 中田敦記者のセッション「みえてきたクラウドのコスト」では、グーグル、アマゾン、マイクロソフトの最新データセンターの動向を紹介してくれたのですが、これが非常に興味深い内容でした。セッションの内容からトピックを2つほど紹介します。 大規模データセンターは7倍効率がよい 1つ目は、日経コンピュータ2009年7月8日号で同記者が記事としても書いていることなのですが、データセンターの規模の経済について。1000台クラスの中規模データセンターと、5万台クラスのデータセンターを比較すると、大規模データセンターのほうが7倍も効率がよいというデータが示されています。 つまり、ユーザーがある大きさのコンピュータリソースを調達しようとするとき、大規模データセンターは中規模データセンタ
Gmailは個人用メーラーとしては申し分ないが、便利になる「Exchange Server 2010」から企業ユーザーを奪うのは難しいかもしれない。 これまで試したさまざまな電子メールクライアント(Web、デスクトップ、モバイルベースのすべてを含む)の中で最もわたしの気に入ったのは、文句なしにGoogleのGmailだ。メッセージの分類やアーカイビングといったGmailのインタフェース要素が、わたしの仕事のやり方に合っているのに加え、予定表、IM(インスタントメッセージング)、ワープロ、表計算などのアプリケーションとGmailとの連係機能も大いに評価できる。 ただ、いくらGmailが気に入ったからといって、従来型のアプリケーションからクラウドベースのアプリケーションにくら替えするには、大きな困難も伴う。数多くの優れたユーザーインタフェース機能を備えているとしても、Gmailのようなアプリケ
■笠原一輝のユビキタス情報局■ 「ネットブック向けWindows 7では 上位SKUへ移行できる仕組みが必要」 ~バルマー氏が発言 米Microsoftの証券アナリスト向けに同社の戦略を説明する“Microsoft Strategic Update Meeting”が、2月24日(現地時間)に米国で開催された。その模様はMicrosoftの株主向けのWebサイトで公開されているが、その中でMicrosoftのスティーブ・バルマーCEOはWindows 7のネットブック向けのSKUは、現行のWindows XPベースのSKUと同じ価格帯に設定されること、さらにはOEMメーカーに対して現在のネットブックの価格帯を損なわないような上位SKUへ移行できる仕組みを検討していることを明らかにした。 また、この中でバルマー氏はWindowsクライアントの競合相手についても言及し、特に昨年シェアを伸ばした
Googleが、Webブラウザ上でネイティブバイナリコードを実行する「Native Client」を公開した。 Native Client http://code.google.com/p/nativeclient/ Google Earth,Quakeなどがすでに動いているようだ。 これはすごい!ブラウザ上でX86バイナリを動かす「Native Client」 http://www.moongift.jp/2008/12/native_client/ サンドボックスで安全性確保、オーバーヘッド5% ブラウザでx86バイナリ実行、グーグルが新技術 http://www.atmarkit.co.jp/news/200812/09/nacl.html あと、サンプルのlife.ccにSDL_surfaceと書いてあるのでSDLの描画まわりが既に動いているのだろうから、今後、たくさんのアプリがN
米GoogleのOpen Handset Alliance Projectは12月5日、携帯電話プラットフォーム「Android」用ソフトウェア開発キット(SDK)の「Android 1.0 SDK、release 2」を公開した。Androidのサイトでダウンロードできる。 今回のリリースはバグフィックスが中心だが、Eclipse向けAndroid Development Tools(ADT) Pluginのバージョンが0.8.0になったほか、Windows版SDKにはアプリの実機でのテストに必要なUSBドライバが追加された。 また、これまで実機でアプリをテストするには市販されているT-Mobile G1を購入するしかなかったが、開発者向けテスト機として「Android Dev Phone 1」の発売が開始された。購入するには25ドルの登録料を支払ってAndroid Marketに加入す
Javaはあまり好きではないが、PDF出力ライブラリはiTextが一番だと思っている。GoogleやAdobeのような大手もiTextを利用している事から、その実力は折り紙付きだ。 そもそも、私がJRubyを使い始めたきっかけも、RailsでiTextを使いたかったからだ。 通常、iTextでグラフを生成する場合は、JFreeChartを使うのが一般的だが、今回はiText + Google Chart APIという斬新な組み合わせにチャレンジしてみた。 環境 Ubuntu 8.04 64bit JRuby 1.1.4 Rails 2.1.2 iText 2.1.4 iTextのインストール 下記の3つをダウンロードし、jruby/libディレクトリにコピーする。 iText core(iText-2.1.x.jar) iTextAsians.jar iTextAsianCmaps.ja
Microsoftでプライバシーに関する政策の責任者であるPeter Cullen氏がインタビューに答え、ネット広告とプライバシーや、プライバシーを意識した製品・サービスの設計の重要性などについて話した。 プライバシーのための設計 インタビューの席上、筆者はまずCullen氏に「マイクロソフトはIE 8で地雷を踏んだ?」という記事を説明した。 この記事はInternet Explorer 8のパブリックベータ版がリリースされたタイミングで掲載している。IE 8で提供される「サイト候補」という機能をアクティブにすると、IPアドレス、ブラウザの種類、地域と言語の設定、アクセスしたウェブサイトのアドレスをMicrosoftに送信するという仕様を問題として取り上げたものだ。 Cullen氏はこの問題に対し、「IE 8の問題点を指摘されたが、その点について我々は明確に(プライバシー保護を)デザインし
NAISTにてMeCabの作者としても有名な工藤拓さんの講演が行われました。Googleの開発体制とそれを支えるツールのお話です。 学校と拓さんの双方からブログへの掲載許可が得られたので、まとめを公開します。この講義はNAISTのソフトウェア開発管理講義の一環です。 iPhoneカメラしかなかったので、画像が荒くて済みません・・・。 会場は大入り! 工藤拓さん NAIST自然言語処理学講座出身 Googleに入社してから大規模開発やインフラを経験 MeCabを開発 NTTコミュニケーション科学基礎研究所に所属 その後Googleへ 研究より開発寄り Googleでの仕事 日本語のウェブ検索 「もしかして」機能 ダジャレサーチ エイプリルフールネタを1ヶ月かけて実装 何千人もの開発者が単一のソースコードリポジトリの上で開発を行っている 大規模開発をサポートするインフラが不可欠 Mondria
UPDATE Googleは米国時間10月22日、同社の携帯電話OS「Android」向けアプリケーションを配信する「Android Market」を、公式にオープンし、2009年からは、同サイト上でダウンロード販売されるアプリケーションの売り上げの70%をプログラマーに提供する、新たなシステムもスタート予定であることを明らかにした。 Android Market上に並ぶ、当初のアプリケーションとしては、すでに50以上がそろっており、すべて無料でダウンロード可能である。Googleは、2009年第1四半期の初めには、Android Marketで有料アプリケーションも配信可能になると述べている。 さらに多くのアプリケーションが配信される予定で、プログラマーは27日から、AppleがiPhone向けソフトウェアを配信する「App Store」で取ってきたアプローチとは対照的に、より自由なプロ
IPv6 での Google 検索はすでに英語では ipv6.google.com で提供を開始しておりましたが、今日から日本語でもご利用いただけるようになりました ( ご利用いただくためには、IPv6 での接続が必要です )。私たち Google では多くの日本の先進的な IPv6 ネットワークと接続し、Google の検索サービスを日本のユーザーの皆さんおよび全世界で日本語を利用される方々に向けて提供します。このような活動を通じて、すべてのコンピュータやモバイルデバイスがネットワークを通じてお互いに接続し、インターネットが継続的に発展し、今まで想像もしなかったようなアプリケーションが新たに開発される ことを希望します。 今年発行された「インターネットの円滑な IPv6 移行に関する調査研究会 報告書」(総務省) においても、IPv4 のアドレス枯渇時期を 2011 年ごろと予想していま
Googleの「Chrome」がMicrosoft、Firefox、現在のインターネットの運命にとって何を意味するのかを取り上げている記事は多い。しかし、ウェブ新興企業にはどのような意味があるのだろうか。わたしが考える新興企業にとっての6つの意味は以下の通り。これらは、Chromeが宣伝通りならばのことであり、本当にもしもの話である。 1. Chromeは現行のブラウザにとって、「DOS」に対する「Windows」のような存在だ。23年前、Microsoftは、ばらばらの世界に秩序を提供することで、単なるソフトウェア会社の1つからMicrosoftに向けて歩み始めた。当時は、パーソナルコンピュータでアプリケーションを実行することすらできなかった。基本的には同じことを実行するが、少しだけ異なるOSが多数存在していた。アプリケーションを作成した場合、OSに合わせるだけではく、場合によってはOS
Googleの「Chrome」ブラウザがどれだけ多くの情報を集めているかについて気掛かりに思っているのはわたしだけだろうか? Chromeのプライバシーポリシーには驚くべき真実が隠されている。Chromeを使うことで、GoogleはわたしのWeb閲覧の習慣について妻よりも詳しく、いや、あるいはわたし自身よりも詳しく把握することになりそうだ。 とにかく、まず見ていただきたいのは、Chromeのプライバシーポリシーに書かれている次の文面だ。「アドレスバーにURLまたはクエリを入力すると、入力した文字がGoogleに送信され、ユーザーが探しているであろう用語またはURLをGoogle Suggest機能が自動的に推奨するようになっている」 つまり、これって、キーロガー? 「入力した文字が送信される」だなんて、一体、どういうことだろう? では、次の段落に少なくとも2回は目を通してみていただきたい。
複数の研究者は、Googleが公開したウェブブラウザ「Google Chrome」には、未定義のハンドラの影響を受ける脆弱性があると、米国時間9月3日に発表した。デモンストレーションとして提供された、ある脆弱性の問題では、Chromeがクラッシュしてしまう現象も見られる。 Securiteamの公式サイト上に公開された記事では、EvilfingersのRishi Narang氏が、特殊な文字が入った未定義のハンドラを含む悪意のあるリンクにアクセスすると、ユーザーの操作がなくてもChromeがクラッシュすると指摘している。 Googleによれば、Chromeの画面には、「Whoa, Google Chrome has crashed. Restart now?(Google Chromeがクラッシュしてしまいました。ここで再起動しますか?)」というメッセージが表示されるという。 Narang
Google では、「早めに一般公開してユーザのフィードバックをもとに製品を完成させていく」という慣行があります。こういった慣行は通常エンジニアに限定されるのですが、今回は私たちのメールルームにも適応されてしまいました。というのも、blogosphere ( Google に関する情報を提供している外部のブログ)に、私たちが新しく公開するオープンソースブラウザ、Google Chrome を紹介したコミックブックを予定より早く送ってしまいました。本日、皆さまにもご覧いただけるよう、コミックブックを一般公開しました。こちらをご参照ください。Google Chrome のベータ版は、明日 100 ヶ国以上を対象にリリースされます。 なぜ、Google Chrome を発表するのか。それは、この製品を発表することで、ユーザにさらなる価値をもたらすと同時に、ウェブの革新を押し進めることができると信
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