【鬼頭恒成】お菓子とマンガの甘い関係、農まんが収穫祭――。意表を突くテーマでコミックを集めて、売り上げを伸ばしている書店が東京都東大和市にある。テーマ選びから仕入れまで、任されたのは女子大学生のアルバイトたち。小さな書店の生き残りが女子大生の肩にかかる。 西武拝島線と多摩モノレール「玉川上水」駅前にある書店「光進堂玉川上水店」(東大和市桜が丘3丁目)で今年2月、「お菓子とマンガの甘い関係」と題するフェアが開かれた。 企画したのは、首都大学東京大学院1年の本多光さん(23)だ。同店でアルバイトして3年。昨年暮れ、店長から「フェアを任せるからよろしく」と頼まれた。「うまく行かなくてもいいと言われたけれど、がむしゃらにやりました」