ある時点を再現するスナップショット レプリケーションの欠点、すなわち「つね直近の状態のデータを複製するため、データをある時点の状態に戻すような処理には対応できない」を補完するために用いられるのが、スナップショット(Snapshot)である。 スナップショットに対応したストレージ装置は、ある時点のディスクボリュームの状態(スナップショット)を保存し、ユーザーの要求があればスナップショットを「見せる」。ファイルサーバー用のOSや、普及価格帯のストレージ装置では、「コピーオンライト(Copy on Write)方式」と呼ばれる手法でスナップショットを実現している。Windows Server 2003以降に実装されたボリュームシャドウコピー(Volume Shadow Copy)機能も、コピーオンライト方式を採用している。 コピーオンライト方式では、データそのもののコピーは行なわない。最初のスナ
![ディスクバックアップを支える新しい技術とは? (2/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1f526c3598154d8eb9701f8ca0d3e241823c8e8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F08%2F16%2F1528141%2Fl%2F559e12019d4a4650.png%3F20200122)