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ブックマーク / ascii.jp (113)

  • 光ファイバーは本当に必要なのか? (2/2)

    FTTHよりIP化が先だ 電話営業のおじさんは「FTTHにすればNGNも使えます」と売り込んだが、「NGNで何ができるの?」ときくと、「地デジが見られる」という。「それじゃ普通のFTTHと同じじゃないの」というと、「……一般のお客さんには無理にお勧めしてません」という。FTTHとNGN(次世代ネットワーク)は別の概念だが、NTTのNGNはFTTHやSIP(IP電話のプロトコル)とバンドルされているため、相互接続が困難で普及しないのだ。 もともとNGNは電話網をIP(Internet Protocol)ネットワークに変え、電話交換機をルータに置き換えることによって設備・保守費用を節約するために開発されたものだ。BT(英国通信会社)のNGNサービス「21世紀ネットワーク」(関連サイト)は、電話網の機能をすべてIPで代替し、電話網を廃棄することを目標に掲げている。ハードウェアは何でもよく、基

    光ファイバーは本当に必要なのか? (2/2)
    nijikot
    nijikot 2009/01/27
  • 光ファイバーは本当に必要なのか? (1/2)

    今月発表された総務省の統計(関連サイト)によれば、6月末でFTTH(光ファイバー)の契約数が1300万件を超え、初めてDSL(デジタル加入者線)を上回った。その要因はいろいろあるが、最大の理由はNTTのしつこい電話営業だろう。わが家にも、20回は電話が来た。 1度は根負けして契約することにし、工事の人が来たのだが、配線が壁に埋め込まれていて工事ができなかった。ところが先週、また電話がかかってきた。経緯を説明すると、「エアコンのダクトを通して工事できる」とい下がる。「そこまでして光ファイバーはいらない」というと、「お客さん、もう光のほうがDSLより多いんですよ」という。 「そんなこと私には関係ない。だいたいFTTHは100Mbps出るといっても8分岐だから、50MbpsのADSLと実効速度は大して変わらないでしょ」と私がいうと、「お宅は電話局から870mだから、5~10Mbpsしか出てない

    光ファイバーは本当に必要なのか? (1/2)
    nijikot
    nijikot 2009/01/27
  • Netbookが破壊するIT鎖国 (2/2)

    世界標準価格がやってきた 日の情報機器は、1980年代のパソコン革命に乗り遅れ、システムはインテルとマイクロソフトに、デバイスはアジアのメーカーに主導権を握られ、世界市場では(ノートパソコン大手の東芝を除き)ほぼ壊滅した。その後は国内でデラックスな「ガラパゴス仕様」の製品を高価格で売ることによって何とか生き延びてきた。 海外メーカーも、日では割高の価格をつけてきた。たとえばデルの高級ノートパソコン、XPS M1730の最低価格は米国では1999ドルだが、日では23万4980円だ。1ドル=117.5円という1年前の為替レートである。こういう価格政策は合理的だ。世界市場では20万円以上のノートパソコンなんてほとんど売っていないが、日では20万円以上の「マルチメディアパソコン」が売れ筋だったからだ。 これは日住宅が狭いため、ノートパソコンがメイン機として使われることが多いのも原因だろ

    Netbookが破壊するIT鎖国 (2/2)
    nijikot
    nijikot 2009/01/27
  • 日本のIT企業が世界で負け続ける理由 (2/2)

    ハイリスクのビジネスができない日 その最大の原因は、日IT企業のほとんどが古い大企業で、世代交代しないことだ。新しい企業が既存の大企業を倒すダイナミズムがないため、余剰人員や過剰設備を抱えて効率の低下した大企業が生産性を下げている。図のように、起業活動と成長率には正の相関があり、日はどっちもOECD諸国では最低水準だ。 このように高いリスクを取る国ほどリターンも高い。もちろんローリターンを好む人はそれでいいのだが、日には図の右上のようなハイリスクの市場が欠落しているため、リスクを取りたい人が取れない。投資銀行やベンチャーキャピタルがになっているのは、リスクを分散することによってこうしたハイリスクのビジネスを創造する機能である。 リスクのないところにリターンはない サブプライムローンを利用して複雑な派生証券(デリバティブ)を作る投資銀行のビジネスも、来はこのようなハイリスクの市場

    日本のIT企業が世界で負け続ける理由 (2/2)
    nijikot
    nijikot 2009/01/27
  • 日本のIT企業が世界で負け続ける理由 (1/2)

    サブプライム・ローンの暴落に始まったアメリカの金融危機は、1930年代の大恐慌以来の深刻な事態に発展し、1ドル=100円も、日経平均1万円も、米国のダウ平均1万ドルも一挙に割れる、すさまじいことになった。これを「アメリカ金融資主義の終わり」と嘲笑し、「これからは、やはりモノづくりだ」と製造業への回帰を主張する向きもある。そうだろうか。 米国はゼロ成長だが日はマイナス成長 今度の危機の影響で米国はゼロ成長になるといわれているが、日の今年4~6月期の実質GDP成長率は年率マイナス3%である(関連資料)。株価の下落率も、この1ヵ月でダウ平均が25%下がったのに対して、日経平均は32%下がった。これはOECD諸国の中で最大だ。 日経平均の推移 「震源地」の米国より、デリバティブをほとんど保有していなかった日のほうが打撃が大きいのは、資金繰りに詰まった外国人投資家が日から資金を引き揚げたた

    日本のIT企業が世界で負け続ける理由 (1/2)
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    nijikot 2009/01/27
  • テレビの終わりは新しいメディアの始まり (2/2)

    ウェブはテレビ局のビジネスチャンス キー局の中でも、地上波からの脱却をはかっているのがフジテレビだ。特に「ワンセグ」に力を入れ、携帯端末への進出をはかっている。NHKも「NHKオンデマンド」を開始し、国際放送でもマイクロソフトと合弁会社をつくってIP放送を開始した。こうしたビジネスは採算が取れていないが、テレビ局がウェブに進出したことは朗報だ。これまで著作権法を理由にしてウェブ上のコンテンツ流通を妨害してきたテレビ局も、著作権の過剰保護を改めざるをえないだろう。IP放送料などの標準作りも始まっている。 同じように、これまで電波を浪費して独占を守ってきたテレビ局も、多くのチャンネルで多角化しないと生き残れないだろう。特に電波の送出設備は彼らが持っているので、ホワイトスペースの開放で200MHzが免許不要で自由に利用できるようになれば、最大の受益者は映像コンテンツを大量に持っているテレビ局だろ

    テレビの終わりは新しいメディアの始まり (2/2)
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    nijikot 2009/01/27
  • テレビの終わりは新しいメディアの始まり - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    NHKオンデマンド」は見逃した番組やニュースをいつでも見られる「見逃し見放題パック」を月額1470円で提供。見逃した番組をいつでも見られるようになるサービスは早く全局で実現して欲しいものだ 長く安定した利益を誇っていたテレビ業界に、異変が起きている。 2008年3月期決算で、日民間放送連盟に加盟する127社のうち、30社が赤字になり、ついにキー局(日テレビテレビ東京)まで中間決算で赤字に転落した。他社も50%近い減益で、広告の激減が続いているので、今年3月期にはテレビ朝日も赤字転落は確実とみられている。黒字を出しているTBSも、不動産事業の営業利益が業の5倍にのぼり、「テレビも作る不動産屋」と言われるありさまだ(2009年3月期上半期決算より)。 また、2011年の地上デジタル完全移行を控えており、これからデジタル設備投資の負担がさらに重くなる。地デジ対応受信機は、11月末で43

    テレビの終わりは新しいメディアの始まり - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
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    nijikot 2009/01/27
  • 池田信夫の「サイバーリバタリアン」もくじ

    自由を守るルールの設定には賛成だが、政府が市場やインターネットに裁量的に介入するのには反対──。そんなリバタリアンの立場を取る池田氏が、世の出来事に鋭い意見を投げかける。 2011年10月20日 12時00分 トピックス 最終回 日ITはなぜ終わったのか スティーブ・ジョブズの死去は、世界に大きな衝撃を与えた。むしろ問題なのは、日ではジョブズのようなイノベーターが生まれなくなったのはなぜかということだ。 2011年09月22日 12時00分 トピックス 第144回 電波を政治的な取引に使う総務省と民放とNTTドコモ 9月6日、ちょっと奇妙なニュースが報じられた。総務省は、VHF帯を利用するマルチメディア放送の移動受信用地上基幹放送の申請受付結果を発表したが、申請がNTTドコモの子会社であるmmbi1社だけだったのだ。 2011年08月18日 12時00分 トピックス 第143回 グー

    池田信夫の「サイバーリバタリアン」もくじ
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    nijikot 2009/01/27
  • Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換 (2/2)

    サービスとインフラに二極化するIT産業 企業の情報サービスにも、大きな変化が起きている。グーグルやアマゾンが外部にサーバーのインフラを貸すクラウド・コンピューティングによって、企業が情報サービスを行なうために自前のインフラを持つ意味はなくなった。 先日ある大企業が、グループ内のサーバーを統合する作業を行なった。情報システム部門の見積もりでは、運用コストは月数百万円だったが、コンサルタントはアマゾンの「Amazon EC2」を使ったシステム構築を提案した。これは米国にあるアマゾンのサーバーを外部ユーザーが使えるサービスで、コストはなんと月2万円。システム部門は「信頼性がない」とか「米国にサーバーを置くのは危ない」などと反対したが、性能はほとんど変わらないので、社長の判断でサービスはEC2に移行することになった。 私も来週、ウェブ上で専門家が意見を発表するためのサイトを開設する。当初は会社を設

    Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換 (2/2)
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    nijikot 2009/01/27
  • Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    Windows 7のベータ版のダウンロードが始まった。ASCII.jpでもいろいろなレポートが出ているが、おおむね評判はいいようだ(関連記事)。 私もダウンロードして使ってみたが、よくも悪くもVistaとあまり変わらないというのが第一印象だ。カーネルはVistaのSP1と同じだというから、互換性もほとんど問題ないだろう。 Vistaはセキュリティや検索機能の強化などを売り物にしたが、結果的にはシステムが重くなり、ソフトウェアの実行にいちいち確認メッセージが出てくる、使いにくいOSになってしまった。それにくらべてWindows 7は「あまり新機能がなく物足りない」という意見もあるが、私はこの物足りなさに意味があると思う。 特に重要な変化は、OSが使用するメモリをSP1より減らしたことだ。要求仕様が前のバージョンより少なくなるのは、Windows歴史で初めてのことである。開発責任者のスティー

    Windows 7が示すコンピュータの歴史的転換 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
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    nijikot 2009/01/27
  • Netbookが破壊するIT鎖国 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    2008年に市場での存在感を大きく伸ばしたASUS。最新の「Eee PC S101」も、美しいデザインに加え、価格と機能のバランスのよさから人気を博している 競争の激化するNetbook(安価なミニノートパソコン)の市場では、すでに100円の製品が登場している。デルやASUSの製品だ。もちろん同時にイー・モバイルに加入して通信料金を毎月払わなければならないので、携帯電話の「1円端末」みたいなものだが、ちょっと前まで通信をバンドルしても1万円台前半だった。 こうした動きに火をつけたのは、今年初めに台湾のASUSが5万円以下で発売した「Eee PC 4G-X」だ。当初は安いだけが取り柄の隙間商品とみられたが、その後エイサー、HPなどの海外メーカーが参入し、遅れて東芝やNECなど国内メーカーも参入した。今ではNetbookが台数ベースでは市場の約25%を占める(BCN調べ)。 グローバルな規模の

    Netbookが破壊するIT鎖国 - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
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    nijikot 2008/12/04
  • 小飼 弾が語る! 「手に職」と「天職」の間には (1/3)

    去る3月11日、平田大治氏の司会で、「Ruby」の開発者として知られるまつもとゆきひろ氏と、ディーエイエヌ代表取締役でブロガーとしても人気の小飼 弾氏との対談イベント「エンジニア進化論(パソナテック主催)」が開催されました。今回は、小飼 弾氏に同イベント会場で話題になった「生き残れるエンジニアとは」について、さらに深めるかたちでご執筆いただきました。(アスキーネタ帳編集部) “Ruby三傑”と私の「生き残れるエンジニア」についての共通意見 パソナテック主催のイベント「エンジニア進化論」から早一月。ここで改めて対談の主題でもあった「生き残れるエンジニアとは」について、私なりの考えを紹介したいと思います。 (すでにレポートがいくつかのウェブサイトに上がっています) http://blog.pasonatech.co.jp/mitani/104/6550.htmln http://www.atm

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    nijikot 2008/11/10
  • イベントレポート! まつもと ゆきひろ、小飼 弾、平田 大治が語る「生き残れるエンジニア」とは

    パソナテックは「エンジニアの進化を支援する」ことを目的に、同社が自ら情報を発信するWebサイト「てくらぼ」を11日オープンした。同サイトでは、シリコンバレーでコンサルティングを行なうBlueshift Global Partners社の社長である渡辺 千賀氏のコラム「渡辺千賀のはたらけシリコンバレー」をはじめ、ライフハックやスキルアップのためのコンテンツなどを提供していく予定だという。 てくらぼのオープニングを記念したイベントとして、同日秋葉原UDXギャラリーにて「エンジニア進化論」と題したイベントが開催された。ファシリテーターとして登壇したのはニューズ・ツー・ユーの取締役である平田 大治氏、パネラーにはネットワーク応用通信研究所のフェローで、プログラミング言語「Ruby」の開発者であるまつもと ゆきひろ氏、そしてディーエイエヌ代表取締役で自身のブログ「404 Blog Not Found

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    nijikot 2008/11/10