三重県四日市市のコンビナートにある化学工場で、設備のメンテナンス中に爆発が起きて5人が死亡し、12人がけがをした事故で、死亡した5人は、全員、爆風で飛ばされた設備のふたの正面側に立っていたとみられることが、警察への取材で分かりました。 会社の決まりでは、爆発などの危険があるため、正面側には立たないことになっていて、警察は安全管理が徹底されていなかった可能性があるとみて調べる方針です。 今月9日、三重県四日市市の「三菱マテリアル四日市工場」で爆発が起きて、社員3人と下請け会社の作業員2人の合わせて5人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。 警察は11日、工場の事務棟を捜索するなど、業務上過失致死傷の疑いで当時の状況や爆発の原因を調べています。 会社側のこれまでの説明で、爆発は「熱交換器」と呼ばれる設備のふたを開けた3秒後に突然起き、重さ300キロのふたが10メートルほど飛ばされたことが分かっ