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2016年6月19日のブックマーク (2件)

  • 日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ

    欧米とイスラム世界は入り組んだ関係を結んでいる ──欧米とイスラム世界の人たちは深い関係にあるのですね。 欧米とイスラム世界は近いところで向き合っていて、脅威とあこがれの入り交じった乱反射する鏡像のような言説を生み出し、入り組んだ関係を結んでいる。それが世界に強い影響を与えている。われわれ日人はらち外に置かれて、その関係が理解できていない。 われわれは中東の人を欧州の人とは違うと思っているが、アジアと比べると、中東は圧倒的に欧州に近い。欧州とほとんど一体といってもいい。近代に世界の中心は欧米になったが、中世はイスラム世界が中心だった。歴史上、この二つの地域が宗教や国際政治でグローバルな中心を回り持ちしてきた。中東はアジアをほとんど見ていない。 ──見ていない? われわれはアジア・太平洋を中心に生きているので、なんだか世界は日を中心にあると思い込んでいるが、まったくそうではないことが中東

    日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ
    nike3
    nike3 2016/06/19
  • 日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ

    ただし宗教規範そのままに政治が行われているのでもない。ここは規範のくびきを離れて認識しなければいけない。神に命じられた規範を人々が信じているからこそ、その規範を振りかざして政治権力を奪い合うことに政治的利益が発生する。それは国の単位でも国際的な単位でも行われている。欧米対イスラム世界には現実政治に宗教規範のかかわる関係がある。 日のガラパゴス的な外国理解の典型 ――日ではエマニュエル・トッド氏の解釈も多く読まれています。 このでは以前に書いたエマニュエル・トッドにさんに関する秘蔵のコラムも収録した。 日で最近新書でも人気を博しているトッドさんは、人口学者。二つの著書『移民の運命』『文明の接近』をきちんと読まずに勘違いすると、「みんな一緒と思いたい。なんとなく反米」といった、まったく別個の日人の琴線に触れるところが多々ある。 内容を礼賛している人たちの言うことを聞いていると、日

    日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ
    nike3
    nike3 2016/06/19