脳科学には大きな4つの壁がある。科学者たちはいかにしてこれを乗り越えようとしているのか。脳科学は人を幸せにできるのか。脳と社会の関係性から脳の解明を目指す。第63回毎日出版文化賞受賞。 第1章 脳科学の四つの壁 �脳科学と社会 �社会性研究という希望 �脳科学の四つの壁 �技術の壁 �スケールの壁 �こころの壁 �社会の壁 � �第2章 社会脳研究で壁をこわす �挑戦開始 �研究のフレームを作る �個体内適応機能 �スケールに立ち向かう �社会性脳研究の第一歩 �抑制こそ社会性の根本である �初めての社会性脳機能測定 �社会空間認知と適応機能 �抑制から社会を考える �選択的抑制機能と社会的適応知性 � �第3章 適応知性解明に向けて �脳科学の壁を壊す四つの試み �大規模記録手法開発による汎脳機能理解 �習慣的脳機能表現の客観的理解 �社会的意思決定のメカニズム解明 �脳機能からみた社会
9月9日~11日までの3日間、兵庫県の神戸大学工学部にて「第26回日本ロボット学会学術講演会」が開催された。この記事では一般公開で行なわれた「2050年のロボット活用社会に向けて~経済産業省・人間工学会・人工知能学会・ロボット学会ジョイントパネル~」をレポートする。 「ロボット分野におけるアカデミック・ロードマップ」は、ロボット学会が経済産業省から委託を受けて、人間工学会、人工知能学会と連携して未来へのロードマップを描いたもの。経済産業省の平成19年度技術戦略マップローリング委託事業(アカデミック・ロードマップ作成支援事業)におけるロボット分野アカデミック・ロードマップの改訂等の一環として行なわれた。 まず初めに日本ロボット学会会長の佐藤知正氏が「100人を超える執筆者が2年をかけてまとめられた知識が、無料で入手できるこのセッションは大変お得です」と挨拶し、検討規模やその体制概要を解説した
データから「構造」を発見する:より人間に近づく人工知能 2008年7月31日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Brandon Keim 生物学者のエルンスト・ヘッケルが作成した系統樹(現在は不正確だとされている)。 Image: WikiMedia Commons コンピューターがより人間らしく考えるのに役立つかもしれない、ある新しいパターン認識モデルが登場した。 7月28日(米国時間)刊行の『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に掲載されたこのモデルは、生のデータセットから出現する見込みが最も高いパターンの種類を判断する。 こうした処理は、人間が周囲の世界を理解する際に無意識のうちに使っているものだが、人工的な認識ツールでは一般に難しいとされてきた。 顔認識や系統学などに使われている現行の諸モデルでは、予想されるパターンの型があらかじめ特定されている必要があ
ツクモパソコン本店(千代田区外神田1)は8月上旬、脳波でPCを操作する脳波インターフェース「OCZ Neural Impulse Actuator」(NIA)の販売開始を予定している。 同商品は手を使わずにクリックなどの動作をコントロールできるのが特徴。アメリカに本社を置き、PCパーツやその周辺機器の企画販売を行っているOCZ Technology社がPCゲームを操作するデバイスとして発売したものを輸入し、同店で販売する。脳波を読み取るためのヘッドバンドを、脳波をコンピューターシグナルに変換するためのセットアップボックスに接続して使用することで、USBデバイスとしてPC操作を可能にするという。 同商品は心電図を読み取る医療器具と同様のシステムを採用しており、額にヘッドバンドを装着し脳波や額付近の筋肉の動き、筋肉を動かす電気信号などを感知してPCゲームなどを操作することができる。英字キーボー
12月4日、大阪の千里阪急ホテルにて「第3回 大阪大学“ゆらぎ”プロジェクトシンポジウム 阪大からイノベーション“生体ゆらぎに学ぶ知的人工物と情報システム”」が開催された。 はじめに大阪大学総長の鷲田清一氏が「ゆらぎプロジェクトは生体特有の柔軟、融通無碍な仕組みを科学技術に取り込もうという試みで大学あげての研究プロジェクト。ゆらぎは予測のできないランダムな動き、偏差のことをいうのだろう。ゆらぎを活かして自己修復していく仕組みとして生体や人間を考えるのであれば、不完全で間違うことのある我々を勇気付けてくれるものだ。ゆらぎをめぐる先端融合研究が人類を豊かにしてくれるように大阪大学も支援していく」と挨拶した。 続けて大阪大学 大学院生命機能研究科 柳田敏雄 教授が、プロジェクトの全体概要を述べた。 生体と人工機械の違いは何よりもエネルギー消費にある。たとえば人間の脳は1ワット程度しか使わないが、
セガトイズと米NeuroSky社、「思考で操作する」玩具開発で提携 2007年12月12日 カルチャー コメント: トラックバック (0) Rob Beschizza セガトイズと米NeuroSky社が提携して、考えるだけでコントロールできる玩具を開発することになった。 NeuroSky社の製品は、会議で使われるヘッドセットそっくりだ。プレーヤーの、汗の浮かんだ頭に触れさせたセンサーにより、頭の中のインパルスを監視する。 『AKIRA』に登場する「鉄雄」のような精神集中の程度が、たった1つの測定軸で示されるなど、かなり限定されてはいるが、実際にプレイした経験からすると、あたかも「もう1本の手」ができたような奇妙な感じだ。 残念ながら、セガの新しい玩具についての詳細は発表されていないため、後は想像するしかない。 NeuroSky社を取り上げた記事(日本語版記事)と実機を使ったレビュー(日本語
December 1, 2007 野生脳 by 茂木健一郎氏×日高敏隆氏 (4) カテゴリ:自然:IT・サイエンス 親友に誘われて、茂木健一郎氏と日高敏隆京大名誉教授の対談を聴いてきました。 茂木先生は小林秀雄賞を受賞した著書「脳と仮想」やNHKのプロフェッショナルの司会で みなさんよくご存知でしょう。 日高教授は動物行動学の第一人者で、生物の分野では広く尊敬されている先生です。 「利己的な遺伝子」や「鼻行類」の訳者と聞けば、そうなんだ!と思う人も多いはず。 「春の数えかた」という本は日本エッセイストクラブ賞を受賞したほど、 文筆家としても一流の先生です。天は2物も3物も与えるのよね。。 もうね、面白い話がいっぱいでした。いっぱいすぎて全部書くのめんどくさいほど。 でも書くよー、忘れないうちに。 【生物は主観的に自分とって意味のあるものだけ選んで自分の世界を作っている】 日高先生が動物行動
Principle Investigator The Shimojo Psychophysics Laboratory is one of the few laboratories on the campus of the California Institute of Technology which exclusively concentrates on the study of perception, cognition, and action in humans. Our lab employs psychophysical paradigms and a variety of recording techniques such as eye-tracking, functional magnetic resonance imaging (fMRI), electroencepha
世界初、声から感情を読み取るゲームソフト。『音声感情測定器ココロスキャン』のオフィシャルサイト。ニンテンドーDS専用ソフト 『音声感情測定器ココロスキャン』 [発売日] 2007年8月16日 [価格] 3,800円(税込 3,990円) [ジャンル] ココロ探りエンタテイメント [プレイ人数] 1人 (パーティーモードは多人数プレイに対応) ©SEGA 『音声感情測定器ココロスキャン』公式ホームページは、株式会社セガが運営しております。[本製品に関するお問い合わせはこちら] 本サイトに掲載する一切の文書・図版・写真等を、手段や形態を問わず複製、転載することを禁じます。 "ニンテンドーDS"および"Nintendo DS"は任天堂の登録商標です。
2010/4/2 ブレイン・バイオコミュニケーション時限研究会は、2010年3月31日に活動を終了しました。 長い間のご支援ありがとうございました。今後、本分野へ投稿を希望される方は、情報・システムソサイティニューロコンピューティング(NC)研究会の方へ問い合わせをしてください。
ミツバチが忽然と消える蜂群崩壊症候群(CCD: Colony Collapse Disorder)*1だが、Technobahnによれば、Koblenz-Landau大学のJochen Kuhn博士が携帯電話原因説を提示したという。この記事の一次ソースは英Intependent誌の"Are mobile phones wiping out our bees?"であり、多くのメディアがJochen Kuhn博士の研究を引用して、携帯電話原因説を紹介した。 ところが、「蜂群崩壊症候群により世界からミツバチが消える日」に示したように、CCDの最初の報告は1896年であり携帯電話だけを原因とするには無理がある。携帯電話の電磁波が原因の一つである可能性はあるが、それだけではないはずだ。Fosterの"Researchers: Often-cited study doesn't relate to b
『夕学五十講』(せきがくごじゅっこう)は、慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)が主催する定例講演会です。前期(4月~7月)、後期(10月~2月)の期間に各25講演、年間で50講演を開催しています。
ソニーは「インテリジェントアプリケーション」への取り組みを紹介するイベント「知る、考える、働きかける、ソニーの身近なインテリジェンス展」を12月17・18日に開催する。開催に先立って行われた内覧会で同社の考える「インテリジェンス」を見てきた。 スゴ録やウォークマンに搭載されている「インテリジェンス」 DVD/HDDレコーダー“スゴ緑”「RDZ-D90」や「RDZ-D70」「RDR-HX5」などが備える「x-おまかせ・まる録」も“インテリジェンス”を具体化した機能のひとつ。この機能はユーザーが行った録画予約や視聴、DVDダビング、キーワード登録などの操作を独自の嗜好検出アルゴリズムで分析・学習し、利用者の好むだろう番組を自動的に録画してくれる(詳細はRDZ-D90のレビューを参考)。 スゴ録のインテリジェントな機能は「x-おまかせ・まる録」だけと思われがちだが、カメラで撮影した写真からBGM
11月15日、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)知能システム研究部門は、研究成果展示会「オープンハウス2006」を開催した。サブタイトルは「Robot Technologyで明日を描く」。 産総研知能システム研究部門との連携に関心のある企業や研究機関を対象にしたもので、合計18件のRT(Robot Technology)関連の研究展示と、4件のセミナーが開催された。セミナーと展示を合わせて紹介する。 ● 各種ロボットの展示 まずは空中用のロボット、UAV2点が展示されていた。「自律型無人ヘリコプタ」は小型の無人ヘリの実現を目指したもので、HIROBOの市販ホビー用ラジコンヘリに機器を搭載した。重量11kg、エンジンの排気量は15cc。 高精度な位置姿勢情報から、自律飛行、自動離着陸ができる。胴体下部には産総研の開発した汎用3次元視覚認識システム「VVV」を搭載しており、3次元画像が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く