後ろ右脚に手術跡が残るホワイトタイガーのスカイ。運動場に出ると、早速丸太に飛びついた=9日、宮代町の東武動物公園 後ろ脚に先天的な異常が見つかった東武動物公園(宮代町)のホワイトタイガーが手術を受け、休園日の9日、療養中の寝部屋から8倍も広い運動場に出て“リハビリテーション”を行った。手術した脚の状態を観察し、運動不足解消が目的。今後も休園日にリハビリを続け、順調なら月末にも一般公開が再開される予定だ。 このホワイトタイガーは昨年3月16日に生まれた4頭の長男、スカイ。歩行の異変で同年9月、先天的に後ろ右脚の膝の皿が内側に付き、脚の曲げ伸ばしが正常にできない「膝蓋骨内方(しつがいこつないほう)脱臼」と分かった。 同園によると、膝の皿とともに靱帯(じんたい)や筋肉も内側になり、放置すると脚が曲がったままになる可能性が高かった。昨年12月、動物の膝の手術で実績のある日大付属動物病院(神奈川県)