■ 他社回線の利用料 今回紹介する「接続料」は、携帯電話関係の用語としては、他事業者ネットワークやサービスを利用した場合に、事業者間で支払われる料金のことを指します。アクセスチャージと呼ばれることもあります。 たとえば、ソフトバンクの携帯電話からドコモの携帯電話に電話をかけた場合、携帯電話のユーザーは、事業者であるソフトバンクモバイルに通話料を支払います。しかし、通話するためには、途中からNTTドコモの回線を利用しています。そこで、ソフトバンクモバイルは、NTTドコモに接続料(アクセスチャージ)を支払います。 このように、ある事業者が他事業者の回線を利用したとき、事業者間同士で接続料を精算する方式を「事業者間料金精算方式」と言います。その精算に使う料金を接続料と呼びます。接続料は、アクセスチャージという呼び方以外にも、事業者間精算料金、事業者間接続料金、網使用料などと呼ばれることもあります