包茎手術など「美容医療」をめぐってトラブルが絶えない。ある男性は性器増大手術としてフィラーと呼ばれる充填剤を注入、患部が壊死して一部を切除する悲劇に見舞われた サイズの大小や包茎など、男性器のことで人知れず悩みを抱えている人は決して少なくないだろう。適切な手術を受ければ、そんなコンプレックスから解放される可能性はある。だが近年、一大決心をして向かったクリニックで逆に症状が悪化したり、ぼったくりまがいの高額請求をされたりする悪夢のような事態が相次いでいる。大阪府内の男性は性器増大手術を受けた後、患部が壊死(えし)して一部切除を余儀なくされるという、とんでもない被害に遭った。「セックスどころか人に見せることすらできない」。いっそ死んでしまいたい-。一時はそこまで思い詰めたという。問題のクリニックはすでに閉鎖。男性は医師らを相手取り、損害賠償を求めて訴訟に踏み切った。 「半額」の誘惑に負け… 「