スマートフォンのUIに対するユーザーの意識は、iPhoneの登場で劇的に変化した。 ケータイジャーナリスト 石川温氏が、各プラットフォームのUIを改めて見直し、UIの趨勢を見極める。 UIの現状――アプリレベルでUIの統一化に踏み込むiPhoneそうではないWindows Mobile、Android スマートフォン市場が緩やかに拡大していくなか、大きな変化が求められるのがユーザーインターフェースだ。 従来のケータイは4方向キーでカーソルを動かして、決定キーを押下するというユーザーインターフェースが主流だった。しかし、iPhoneの登場により状況は一変。タッチパネルにより、すべてを指で直感的に操作してアプリケーションを動かしていくという流れに変わった。 ここで求められるのが手のひらに収まり「電話」としてもきっちりと使える操作性だ。 たとえばWindows Mobileも従来からタッチパネル