任天堂の復活への道筋が、なかなか見えてこない。同社は2月26日、業績予想を下方修正した。2016年3月期の売上高は、当初予想の5700億円から5000億円に下方修正。円高の影響で200億円の為替差損が発生したこともあり、経常利益は550億円から250億円へ引き下げた。前2015年3月期の売上高5497億円、経常利益705億円から減収減益へ沈むことになる。 主因は、稼ぎ頭の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の苦戦だ。年末商戦の結果を受けて、年間販売台数を期初予想の760万台から660万台へ下方修正。採算性の高いゲームソフトの販売計画も、5600万本から4700万本へ引き下げた。前期は「大乱闘スマッシュブラザーズ」「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」「妖怪ウォッチ」など大型タイトルが相次いだことで6274万本を売り上げたが、一転して今期は25%も販売本数が落ち込むことにな
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