日本最大の住宅開発地「多摩ニュータウン」で、最も早い1971年に分譲された東京都多摩市の団地「諏訪2丁目住宅」(640戸)の解体工事が27日、始まった。 老朽化による建て替えのためで、解体作業終了後、12月には新しいマンションの建設工事をスタートさせ、入居は2013年11月の予定。今回の分譲マンションの一括建て替えは、国内で最大規模となる。 解体が始まったのは、約6・4ヘクタールの敷地に立つ、5階建てマンション23棟。跡地には11、14階建てマンション7棟(1249戸)が建設される。これまで住んでいた住民のうち約570世帯が入居し、残りは新たに分譲される。 建て替えで増えた分の住戸を売却して事業費に充てるため、前から住んでいた住民の負担が軽減され、建て替え前と床面積が同じ場合は、負担金は生じないという。新マンションの分譲価格は、広さ70平方メートルで3000万円前半を予定している。