選挙権の付与年齢が20歳から18歳に引き下げられ,高校生にも,社会を動かす主体として振る舞う途が開かれました。 しかしまだ18歳の少年ですので,政治意識は未熟であるのが常。それを高めようと,高校ではいろいろな取組がなされていると聞きます(模擬選挙など)。各政党も,政策を分かりやすく伝える漫画などを作成している模様です。来月実施される参院選では,10代の投票率がどれほどになるか注目されます。 ところで,子どもは一枚岩の存在ではありません。教育社会学では階層差に焦点を当てますが,学力の階層差があるのはよく知られていること。前回みたように,勉強の得意意識も階層によって大きく違っています(とくに算数)。 しからば,政治への関心はどうでしょう。前回と同様,国立青少年教育振興機構『青少年の体験活動等に関する実態調査』(2014年)のローデータを使って,この点を吟味できます。下図は,小学校4~6年生の政
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