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ブックマーク / at-akada.hatenablog.com (4)

  • Dominic Lopes『コンピューターアートの哲学』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    A Philosophy of Computer Art 今日ブックフェア「分析美学は加速する」で買った。まだ序文しか読んでいない。Lopesのはいくつか読んだが、どれも素晴しいものなので期待している。 (傑作しか書かない人という印象をもっている) そもそもコンピューターアートってなんだよという話だが、コンピュータをメディアとして利用する芸術という感じらしい。多分「メディアアート」と呼ばれるものの多くやビデオゲームなども含まれるのだろう。似た用語はいくつかあって、スタンフォード哲学事典には「デジタルアートの哲学」という項目がある。まあコンピューターアートなり、デジタルアートなどを扱った哲学文献がそこまでたくさんあるわけではないけれど。 序文はなかなか興味深い。コンピューターアートは新しい芸術形式であるため、それに関わる人は、いくらか哲学をせざるをえない。「芸術」「作品」「意味」といった概

    Dominic Lopes『コンピューターアートの哲学』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • [fiction] フィクション論の古典なり基礎文献的なもの - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    フィクション論の古典なり基礎文献的なものがあれば教えてくださいという質問がask.fmに来てたので答えます。 以前からフィクションの哲学はいろんなテーマが錯綜していてややこしいと思っていたのでこの機会にちょっと整理してみる。 まず日語で読めるとして以下の二冊がある。読めばそれなりに先行研究のことはわかるが、ちょっと二冊ともそれぞれに癖が強いので、フィクションの哲学の入門書としては勧めづらい。 清塚邦彦『フィクションの哲学』 三浦俊彦『虚構世界の存在論』 また、フィクションの哲学はサブジャンルが細かく分かれ、それぞれ関連はするが、独立した問題だったりするのでまずは興味があるところに絞って読むとよいだろう。 以下ざっとサブジャンルを整理して紹介する。 フィクションの定義・特徴づけ フィクションとは何か?を扱う。 なお、清塚『フィクションの哲学』はこのテーマを扱っているので、まずはこれを読む

    [fiction] フィクション論の古典なり基礎文献的なもの - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • Gatalo, 「感傷的芸術の問題」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    おひさしぶりです。 こないだ勉強会でレジュメを作成したので公開しておきます。 http://d.hatena.ne.jp/conchucame/20130502/p1 扱ったのは以下の論文です。 Gatalo, Nada, THE PROBLEM WITH SENTIMENTAL ART, Postgraduate Journal of Aesthetics, Vol. 5, No. 2, August 2008 ↓論文自体はwebで公開されています。 http://www.british-aesthetics.org/uploads/Nada%20Gatalo%20-%20The%20Problem%20with%20Sentimental%20Art.pdf ↓レジュメ https://docs.google.com/document/d/1_WviBhn6MPd9En25Wju0Gm

    Gatalo, 「感傷的芸術の問題」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • ベネター「なぜ生まれてこない方がよいのか」のレジメ - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    先日の勉強会のレジメです。 ベネター「なぜ生まれてこない方がよいのか」 https://docs.google.com/document/d/1OlmJrP2kpYkkX82za6wGjMuPqcmpIoUlD63yLd6aHbE/edit ベネター先生によれば、すべての人は(より正確には感覚をもったものはすべて)生まれてこない方がよい。すでに生まれてきた人を殺すべきではないが、もうこれ以上新しい人を生むべきではないし、人類は産児制限による段階的絶滅にむかうべきである。 この論文では、この驚くべき見解がなぜ擁護されるのかを説明している。ちょっとこの結論には賛成しがたいが、非常に興味深い論点もいろいろと含んでいる議論である。 なおベネターは、苦痛と快楽に対する以下の非対称性が存在すること、そしてそれを認めると、「つねに生まれてこない方がよい」という結論が導かれるとしている。 (3)苦痛が生じ

    ベネター「なぜ生まれてこない方がよいのか」のレジメ - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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