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ブックマーク / kamiyamay.exblog.jp (5)

  • 共謀罪の裏側で | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

    共謀罪も、東京新聞などをのぞきメディアがきちんと伝えているとは言えないわけですが、それ以外にも、医療制度改革関連法案をはじめとして、市民生活に重大な影響をもたらす法案が委員会で強行採決されているんですね。 国民に知られずに法律を増やすのはやめてほしいもんです。官僚の縄張り、利権の拡張や、政治家の業績づくりのためかと思ってしまいます。現状に対する新たな対応にみえることとワンセットで、権力の恣意を拡張するような文面をいれた法案が通るのは、やはり民主主義にとって逆行かと。こうした動きを制御するためには、個人個人では法案をチェックしきれないので、やはり個人の力を連結してより大きな力にすることが大事で、ネットもこのような批判の力をつくりだす武器です。 探偵業法案も、文面を見ると、個人の取材活動は「探偵業」から「除外」されているとはいえ、問題がありそうです。 探偵業法案に危惧 日雑誌協会が声明 (朝

    共謀罪の裏側で | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する
  • さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する : ニートについて

    午後はずっと会議で終るとすぐ2部の時間帯。2部のゼミで卒業延期になった学生が2名研究室を訪ねてきました。各自の履修登録案を見ながら、今年度に卒業するための戦略を検討しつつ、1時間くらい雑談。 「今年卒業しないと親に殺されるんですが、今年卒業できても、結局、『なんで今まで毎年単位を取れなかったの?やればできるじゃない』と逆に怒りを買うんですよ。今年よく頑張って挽回した、とほめられるんじゃなくて」と話してました。 いますよね、過去を上回る現在の努力を認めるのではなくて、過去の努力の足りなさを思い出したように責めだす人。どういう精神構造なのかあまりよくわかりませんけれど。 昨晩たまたまテレビをつけたら、「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK) でスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫が、正確な発言は忘れましたが、チームの中で1人のおちこぼれもださない、部下に問題児がいたら排除しようとするのは

  • 幸福は凡庸なる日常にあり:《人間の同等性》(勢古浩爾)によせて | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

    久々の氷点下の札幌です。 先週の木曜(3/9)の朝に人生について考えてしまいました。そのときのメモです。 --------------- 明け方に見た夢です。 実家の居間に、私は、幼少の頃の甥っ子と二人でいる。幼稚園か小学校入りたてくらいだろうか。 甥っ子は鼻をずるずるしてるし、元気がない。どうしたのだろう。 「熱あるの?」ときくと、 「うん」とあどけなく、うなづく。 「そっかあ・・・毛布もってこようか?そこで寝てる?」とたずねると、また、 「うん」とこっくり。 ソファに横にして毛布を掛けてやると、すぐさま眠ってしまう。 すやすやとねむっているその横で私はを読んでいる。寝顔をときおりみながらを読んでいる。 それだけの場面なのに、平凡な幸せの感じがあまりにリアルで、私は夢から覚めると、泣いていました。 というのはウソで、泣きたいような気分だったのでした、というのが正確です。GOING S

    幸福は凡庸なる日常にあり:《人間の同等性》(勢古浩爾)によせて | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する
    nisemono_san
    nisemono_san 2006/03/14
    『同じ商品を1日10個つくるか、15個つくるかを、人間としての価値に結びつけるのは、ホロ・コーストの思想、ナチスの優生学です。』俺は価値観を沢山作るほうに傾きたいかな。価値観が一つしかないのが問題。
  • 人権と監視社会化(2) | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

    2-2 監督労働のテクノロジーへの置き換え 従業員を盗撮する所有者の権利はあるか いまや29年前に登場した「北島マヤ」も携帯電話を使う時代です(林真理子「マリコのここまで聞いていいのかな」『週刊朝日』5月27日号、美内すずえとの対談)。テクノロジーの社会的摩滅のサイクルはとても速い。動画撮影カメラもどんどん小型化、高性能化しています。 こんなカメラを従業員を密かに撮るのにつかう企業もあって、これは、単にテクノロジーの問題ではなく、その資主義的利用から生じる問題であり、みすごせない人権問題です。 連載第3回(北海道新聞2005/04/22朝刊38頁)をご覧ください。 従業員を隠し撮りしている会社の例が紹介されています。 更衣室のない小さな会社で、女性の着替えも録画されていたかもしれないという話。感じ悪いですねえ。黙って撮るなんて。 「映っていた可能性はありますが、悪用しませんから」という会

    人権と監視社会化(2) | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する
  • 人権と監視社会化(1) | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

    明快な基準もなく増え続ける監視カメラ。個人の映像を同意なく撮るカメラがルールもなく設置されている現状は、プライバシーや個人情報保護という権利の問題にとどまらず、私たちのつくってきた近代社会のありかたを再確認しながら、現代を考えるという大きな問題を提起しています。 1 監視機構の制御は民主主義のテーマ 監視カメラは、いまや一種の「権力」の装置といってよいでしょう。 それが私的防衛のためであろうと、公共的空間の監視であろうと、人々を管理し、人々の行動を抑制し、人々に対する公的団体の行動に利用されうるのだからです。 あらためていえば、近代社会において行為の正当性を判断する最上位のルールは、憲法です。「人権」を、社会的合意の唯一の基原理として、権力の行為の正当性を判断する規範として承認し、人権主体である個人を権力の正当性根拠とする(主権在民)のが近代です。 監視システムが実態としてあらわれた権力

    人権と監視社会化(1) | さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する
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