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ブックマーク / m-hiyama.hatenablog.com (13)

  • 指を使った足し算と interchange law - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    最近、次男(未就学児)は、20くらいまでの数の勘定と一桁の足し算ができるようになりました。足し算は指を使ってします。結果が10を超えると指が足りなくてできないので、当てずっぽうで答を言うのはおにいちゃんと同じです(苦笑)。 そこで、僕が手を貸して(文字通り、手の指を貸す)6+7 の計算をやってみました。次の絵のような感じです。 普通の計算式で表すなら: 6+7 =(5+1)+(5+2) …(a) =(5+5)+(1+2) …(b) =10+3 =13(a)から(b)に移るところを丁寧にやれば、結合律(結合法則;associative law)と可換律(交換法則;commutative law)を何度か使うことになります。このことから、指を使った足し算の基礎は、足し算の結合律と可換律だとも言えるでしょう。 しかし僕は、どうも違うような印象を抱きました。6を5+1、7を5+2に置き換えたときの

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  • 僕らが大好きだったWebはなくなるのかもしれない - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    Webはなくなるのかもな、と思います。 この記事の続きは「ブラウザが消滅して: APIベースのWeb」 あの頃のWeb 「Webとは何か」を定義しなければ、なくなるか/存続するかなんて議論は意味をなしません -- それは承知ですが、ここでは曖昧な、あるいは感傷的なWebのイメージに基いて話します。 Webはブラウザで閲覧するものでした。ブラウザはHTML文書の表示装置です。ハイパーリンクをたどってインターネットを“サーフィング”できます。あるいは、検索エンジンを利用して目的のWebサイトを探します。たまにフォームを使ってWebに“書き込み”をします。それが、今までの(「かつての」かもしれない)Web体験です。 このようなスタイルのWebの盛り上がりのピークは2005年からのWeb 2.0ブームだったと思います。Web 2.0の提唱者だったティム・オライリーの真意はどうであれ、Web 2.0

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  • 野生のデータを飼い慣らし育成する:データ・ブリーディングと進化的データベース - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    MongoDBのようなNoSQLデータベースが登場し、新しい可能性が拓け、そして新しい課題も持ち上がっています。ここ何ヶ月間か、そのことについて考えてました。NoSQLデータベースはどんな用途でどのように使うのがいいのでしょう? -- トランザクションやジョインは不得意なので、そういう苦手なことをやらせるべきではありません。NoSQLの良いところを活かせるような使い方をしたいですよね。 ひとつの方向として、価値はあるがRDBでは扱いにくいデータをとりあず今すぐ使うという用途が考えられます。そして、扱いにくいデータを改善してより良いデータにしていくのです。この改善作業は一段落することもあるだろうし、場合によりエンドレスかもしれません。 価値はある(かも知れない)が扱いにくいデータを、野生のデータと呼ぶことにしましょう。野生のデータを飼い慣らし、できるだけ扱いやすいデータへと改善する行為、より

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  • スピヴァックの圏論教科書 Category theory for scientists - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    関手データモデルのデイヴィッド・スピヴァックが、圏論の教科書を書いたようです。商業出版ではなくて、Web上にPDFが公開されています。スピヴァックの大学での講義のテキストとして書かれたようです。 Title: Category theory for scientists Author: David I. Spivak Submitted: 27 Feb 2013 URL: http://arxiv.org/abs/1302.6946 This book attempts to show that category theory can be applied throughout the sciences as a framework for modeling observed phenomena and for communicating results. In order to targ

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  • 衝撃的なデータベース理論・関手的データモデル 入門 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    デイヴィッド・スピヴァックによる衝撃的なデータベース理論である関手的データモデル。どうしたらうまく説明できるか? と色々と悩んでしまいますが、まー、書けるところから書き始めてしまいましょう。 さー、いらっしゃい、いらっしゃい。関手的データモデルの世界へようこそ。圏論の言葉は出てきますが、圏論の予備知識はほぼゼロでOKですよ。 [追記 date="翌日"]取り急ぎ勢いで書きましたので、不注意と早とちりが混じっていました。追記と取り消し線の形で訂正と注記を足しました。字句レベルの表現の変更は直接編集しています。 あとそれと、圏論の基用語を知りたいときはコチラ、… って、……、ゴメン![/追記] 内容: はじめに の購入のサンプル スキーマのグラフ表現 キーとか計算カラムとか 圏としてのスキーマ 関手としてのデータベース状態 テーブルの変化 自然変換としてのデータ操作 データベースに圏論が使

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  • デイヴィッド・スピヴァックはデータベース界の革命児か -- 関手的データモデル - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    最近、「おおおー、これは凄い、すんばらしい!」と思ったことがあるので、それについて書きます。 最初に言葉についてのお断り; "categorical"の訳語をどうしようか? と。片仮名で「カテゴリカル」が無難ですが、漢字で書きたい。「圏論的」が落ち着きがいいようですが、必ずしも「論」の意味を含まないときもあります。そこで、以下、「圏的」を使います。 [追記 date="2013-02-12"]入門的解説を書きました。→「衝撃的なデータベース理論・関手的データモデル 入門」[/追記] スピヴァックと関手的データモデル デイヴィッド・スピヴァック(David I. Spivak, http://math.mit.edu/~dspivak/)は、MITの研究者です。 彼は圏的情報学(categorical informatics)を提唱しています*1。圏的情報学の中心的な概念が関手的データモデル

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  • フローチャートをめぐる迷信と妄言と愚昧 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    2011年12月20日の記事で: [フローチャートについて書くのは] 僕にとっては定期ポストみたいなものです。年に一,二度はこのことを言っておきたい、みたいな。 と書きました。それから半年たってないのですが、なんかまたフローチャート・ネタをやりたくなりましたね。 そう思い立ったのは; 「フローチャートを復権させよう -- 2020年代のプログラミングへ」のブックマークに、羽生章洋(id:habuakihiro)さんが次のコメントを残しておりまして、 昔フローチャートについて講演したりポジティブなことを書いたりしたら偉い叩かれたなあ。似たケースにJavaScriptの記事書いたときも叩かれてその後gmail+ajaxブームが来たら一転したり。みんな原理原則より流行が好き。 いまさらながら当時の情報を探して読んでみたのですよ。2006年夏、羽生さんの講演について大森敏行記者が書いた記事が残って

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  • はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

    全体目次: 第1歩:しりとりの圏 (このエントリー) 第2歩:行列の圏 第3歩:極端な圏達 第4歩:部分圏 第5歩:変換キューの圏 第6歩:有限変換キューと半圏 第7歩:アミダの圏 第8歩:順序集合の埋め込み表現 第9歩:基に戻って、圏論感覚を養うハナシとか 付録/番外など: 中間付録A:絵を描いてみた 番外:同期/非同期の結合 中間付録B:アミダとブレイド 番外:米田の補題に向けてのオシャベリ 一部のプログラミング言語の背景として、圏論(カテゴリー論)が使われたりするせいか、以前に比べれば多少は圏論に興味を持つ人が増えたような気がしなくもないような。でも、安直な入門的文書はあまり見かけないですね。もちろん、シッカリした教科書や論説はあるんですが、どうもシッカリし過ぎているような。例えば、圏の例として「コンパクト・ハウスドルフ空間と連続写像の圏」とか言われてもねぇ(この例はいい例なんです

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  • 専門家を信用できない社会は辛すぎる - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    Web散策で、座談会記事http://www.glocom.ac.jp/project/chijo/2004_04/2004_04_02.pdfを読みました。エコノフィジックス学者・高安さんの発言(座談会の筋の話題ではないのだけど)が僕の注意を引きました。確率・統計を学校でちゃんと教えていないことに関連して(P.5): たとえば生命保険だったら何歳で死ぬ確率がどのくらいあるかということをきちんと考えると、これぐらいの値段が適正だと出るわけですが、それも確率で勉強しないといけない。それを知らないと言い値で保険を買わなければならなくなり、知らない間に保険金を払いすぎて損をすることになる。…(続いて金融の話題)… それを知らないために、オプションなどのいわゆる金融派生商品を高い値段で買わされることになるのです。 これを受けてGLOCOM所長・公文さんも: 自分の財産は自分で守るべきで、銀行に預

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  • 子供も大人も変わらない -- 考えるって難しい - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「日常」か「雑記/備忘」か微妙な話題。 子供達とはよく遊ぶのだけど、お勉強は何も気にしてませんでした。ところがどうやら、ウチの子はデキが悪い。どんな感じかというと; 掛け算九九は暗記しています。10×n も機械的に反応できます。でも、「8×12」とか「11×11」になるともうダメ。そこで考え込むとか、筆算(もう習っている)をはじめるならいいのだけど、適当に「90」とか答える。「違う」「じゃ、100」「それも違う」「ええー、じゃ、105?」とこんな調子。 しょうがないヤツだ、とガッカリするのですが、まー、これはある意味「自然」なのかな、とも思います。掛け算九九ってのは、暗記が得意な子には苦痛ではないし、即答できることが(たぶん)快感でもあるのでしょう。2桁の掛け算になると「まだ憶えてないから、答えられなくても当然」という気分で、イイカゲンな答えを言っているようです。 掛け算九九をベースにして

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  • VOODOOな理論達:いいセンいってる南堂久史さん - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    昨日のエントリー「VOODOOな理論達:平成の万能大学者」の「2004 JIS をめぐる混乱」に関して、安岡孝一さんご人から教えていただきました。安岡さんは、http://slashdot.jp/~alp/journal/313207 に次のようにコメントなさっているそうです。 JIS X 0213は例示字体を変えましたけど、JIS X 0208は例示字体を変更してません。つまり、JIS X 0213では「2点しんにょうの辻」が例示されてるコードポイントに対して、JIS X 0208では「1点しんにょうの辻」が例示されている。つまり、あるコードポイントに「1点しんにょうの辻」と「2点しんにょうの辻」が包摂されてるってのを、JIS X 0208とJIS X 0213の両方で表してるわけです。JIS X 0208について全然触れようともしない「南堂論」に騙されちゃいけません。 まー、それはそ

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  • お勧めの絵本 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    まずは、あまりにも定番でやんなってしまうのだが: ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵] (こどものとも傑作集) 作者: なかがわりえこ,おおむらゆりこ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1967/01/20メディア: ハードカバー購入: 11人 クリック: 596回この商品を含むブログ (405件) を見る 100万回生きたねこ (講談社の創作絵) 作者: 佐野洋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1977/10/19メディア: 単行購入: 36人 クリック: 545回この商品を含むブログ (358件) を見る ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集) 作者: 長新太出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1984/02/15メディア: 単行購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (55件) を見る しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵シリーズ) 作者: ガース

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  • 週刊新潮vs創価学会なんて僕には関係ないけど、言いたいことが少しある - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「週刊新潮」3月23日号が、聖教新聞が裁判(名誉毀損)で敗訴したことを伝えている。創価学会に喧嘩腰の「週刊新潮」だから、当然に批判的な論調だし、反・創価学会バイアスがかかった記事だと疑ったほうがいいだろう。しかし、聖教新聞からの引用部分は文言が保存されていると信用して、以下に孫引きする。 上記裁判と直接の関係はないが、平成14年11月20日付け聖教新聞に掲載された座談会記事だそうで、題名は「忘恩の極悪坊主・Kの末路」「仏法を破る極悪非道の輩は必ず滅亡」。掲載時、Kは実名。発言者も、聖教新聞/週刊新潮ともに実名だが、特に意味ないからイニシャルとする。 M:「あの日顕直系の謀略坊主・Kが、今月10日に死んだそうだな。」 Y:(省略) Y:「死相、とにかく悲惨だったようだ。でっぷりしていた身体は見る影もなく痩せ細り、ドス黒い顔に、落ち込んだ目など見られた相ではなかった。そういう話だな。」 T:「

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