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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (9)

  • トンデモさんリスト(適宜追加する予定) - NATROMのブログ

    浜崎智仁:前・脂質栄養学会理事長。以前は「どうも怪しげ」ぐらいと評価していたが、完全にトンデモだった。家族性高コレステロール血症ですら「心筋梗塞を起こす原因は高コレステロールではない」「スタチンのベネフィットがリスクを上回る、というエビデンスは示されていません」。 高野弘之:豊受クリニック院長。日ホメオパシー医学協会(JPHMA)理事。ワクチン否定。ビタミンK否定。 和田秀樹:「日の医学界は宗教団体のよう」。エビデンスに基づく慣行医療批判ではなく、底の浅い医療否定。 苫米地英人:自称脳機能科学者。「先進国の都市部の酸素濃度は15%くらい。東京都内の酸素濃度は13%くらいしかない可能性さえある」 野島尚武:「超ミネラル水」で何でも治る。 船瀬俊介:「買ってはいけない」から「抗ガン剤で殺される」にトンデモ度がパワーアップ。 酒向猛:医学博士。千島学説支持者。ホメオパシージャパンとの連鎖もみ

    トンデモさんリスト(適宜追加する予定) - NATROMのブログ
  • 患者家族とのトラブル - NATROMのブログ

    埼玉県ふじみ野市において、訪問診療をしていた医師が患者の息子に散弾銃で撃たれ死亡するという事件が起きた。患者である母親が亡くなったことがきっかけになったという。事件については報道でしか存じ上げないし、これから新事実が出てくるかもしれない。この記事は、医療職と患者家族の関係の難しさの一端について知ってもらうのが目的であって、個別の事件において真相はこうだったのかもしれないといった推測ではない。 また、以下に述べる事例は、私の見聞きした経験をもとに改変したものであり、事実そのままではない。仮に当事者が目にしたとしてそれが自分たちのことであるとはわからないようにまで変えてある。ただし、問題の質については伝わるはずだ。ご理解をいただきたい。 患者さんがよいケアを受け、病状が改善することをご家族が願うのは当然だ。ただ、その願いがきわめて強い患者家族がいらっしゃる。介護のためにご家族が仕事を辞め、ず

    患者家族とのトラブル - NATROMのブログ
  • 過剰診断が多いほど検診から恩恵を受けたと感じる人が多くなる「ポピュラリティパラドクス」 - NATROMのブログ

    乳がん検診はがん死を減らすが過剰診断も生じる マンモグラフィーによる乳がん検診は乳がん死を減らす一方で過剰診断も生じる。つまり検診がなければ生涯無症状で乳がんと診断されなかったはずの人も乳がんだと診断してしまう。乳がん検診は複数のランダム化比較試験が行われており、過剰診断の割合はおおむねわかっている。以前、ある研究に基づいた『■検診で乳がんが発見された人が100人いたとして』という記事において、検診で乳がんと診断された人のうち過剰診断は約29%だという数字を紹介した。検診のおかげで乳がん死を免れる人は約3%、検診で乳がんが発見されても乳がんで亡くなる人も約3%、残りの約65%は検診を受けなくてもいずれ症状が出て乳がんと診断されるが、診断されてから治療しても乳がん死しない人である*1。 この記事の感想に「私は運よく検診で乳がん死を免れた3%であったのだろう」というものがあった。この感想を述べ

    過剰診断が多いほど検診から恩恵を受けたと感じる人が多くなる「ポピュラリティパラドクス」 - NATROMのブログ
  • 2013-11-11

    JBpressの医療関係の記事には問題が多い。今回は人工透析の「自己責任論」についての記事が載った。 糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症であり、進行すると人工透析が必要になる。現在の日における透析導入原因の疾患の第一位は糖尿病性腎症である。糖尿病が事や運動といった生活習慣と深く関係しており、治療に患者の自己管理が重要であるのは事実である。しかしながら、以下に引用する「節制していれば糖尿病にならないし、人工透析だって必要がない。人の心がけの問題である」という川嶋朗医師の主張は医学的には間違っている。聞き手が川嶋諭氏(JBpress編集長)で、答えているのが川嶋朗医師(東京女子医大准教授)である。 ■健康保険に逆マイレージ制を導入しよう 不摂生が原因の人工透析患者に身障者認定は必要か:JBpress(日ビジネスプレス) 答 (中略)しかし、糖尿病は生活習慣病ですから、きちんと体をコント

    2013-11-11
  • 代替医療全選手入場 - NATROMのブログ

    全選手入場!! 毒素を出しまくってやる!! 美容とダイエットで中年女性を狙い撃ち!デトックスだァッ!!! ハーネマン以来200年の歴史がものを言う!! 麻疹も鼻血も砂糖玉で治せッッ ホメオパシー!!! 真の誤診を知らしめたい!! O-リングテストだァ!!! 薬事法対策は完璧だ!! 75対25の割合の電子 ヘルストロン!!!! 学会で発表しただけで「学会で正式承認」と宣伝! プロの商売を見せてやる!!バイオウェーブを発信せよッ バイオラバー!!! ノーベル賞複数受賞こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ ライナス・ポーリング博士のメガビタミン療法!!! 治したいからここまできたッ 根拠一切不明!!!! 宇宙に満ちるエネルギー!! ハンドヒーリング・レイキだ!!! 造血の場は骨髄ではない腸内なのだ!! 細菌は自然発生するッ 千島学説!!! 諸病の原因は今や歯臓にある!!

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  • ドーキンスはマチガッテイル系 - NATROMのブログ

    トンデモさんがターゲットにするのは確立された学説である。多くの科学者が信じている学説を否定することが、トンデモさんのアイデンティティだからだ。有名どころでは、アインシュタインによる相対性理論。「相対性理論は間違っていた!」と主張する人は山のようにおり、「相ま系(相対性理論はまちがっている系)」という言葉があるくらいだ。相ま系の人たちは相対性理論を理解していないが、その権威ゆえに相対性理論を攻撃する。そうやって、「アインシュタインを含めた世の物理学者よりも真実に近いところにいる自分」という幻想を得るのだ。彼らは論文を書いたりはしない。「既存の学会を全否定する論文は没になる」などと言い訳しつつ逃げる。 進化論批判の多くの場合は宗教の影響のためなのだが、割合としては少ないものの「権威攻撃タイプ」の進化論批判もある。なかにはドーキンスを狙い撃ちしたものもあって、トンデモさんのターゲットとなるほどに

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    nisemono_san
    nisemono_san 2006/10/06
    ドーキンズはいろいろな意味で誤解されやすい人だなあ
  • 愛国心の遺伝子 - NATROMのブログ

    教育法を改正して、子供たちに愛国心を身につけさせたい人たちの中に、ドーキンスもびっくりの主張をしている人がいたよ。 ■「今こそ教育法の改正を!」 緊急集会を開催 の中の、「愛国心―国家的に物事を考えること」 岡崎久彦(博報堂岡崎研究所所長・会代表委員)より引用。 国家的にものを考えるというのは、来これは言う必要がないことなんですね。これは全部我々のDNAに入っているんです。『利己的な遺伝子』というがあるように、遺伝子というのは極めて利己的で、自分だけ生き残るために全部できている。ところが、自分の属するある団体を守ることが自分の生存に意味があるとなってくると、自己を犠牲にしてもその団体を守るという遺伝子が埋め込まれているらしい。それでは、その団体が何であるかという、その単位が問題なんですけれども、結局は人類数千年の歴史では国家しかないんです。それは一人一人に聞いて見れば分かるこ

    愛国心の遺伝子 - NATROMのブログ
  • ダーウィン進化論の終焉 - NATROMのブログ

    進化論ってのは、昔っから学会で公式に否定されたり、崩壊したり、死亡診断書が書かれたりしている。現在の進化生物学の発展ぶりを見ると、実は誤診で脳死に到っていなかったのかもしれない。さて、いろいろと大変な進化論だが、今度は終焉したらしい。世界日報の記事。プロローグ(上)だけ無料で読める。 ■ダーウィン進化論の終焉 科学の新パラダイムID(インテリジェント・デザイン)(世界日報) 内容はいつものやつ。世界日報と産経新聞以外のメディアがID論を批判していることを、『「ID理論=創造論・宗教」とレッテル張りする偏向記事ばかり目立つ』としているけど、実際にID論は創造論で宗教なのだからしょうがない。ID論が科学なら、ちゃんとした科学雑誌に論文を掲載すればいい。「有力なピアレビュー付きの科学雑誌を含め数百の論文を発表している」とあるけど、実際のところ一流の雑誌に載ったものは一つもない(参考:インテリジェ

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  • 効果×対象疾患<定数 - NATROMのブログ

    「絶対に儲かる話」が例外なくインチキ話であるのと同様、「何にでも効く療法」は例外なくインチキであると考えたほうがよい。「こんなにも効果がある」と疾患名が並べば並ぶほど、効果のほどが疑わしく思える。実例。 ■糖鎖の改善による有効な症例(URL:http://www.tousa-kenkyu.org/shourei/index.html) 糖鎖は身体全体の働きに関与している。病に負けない身体づくりは、糖鎖の改善から! なのだそうだ。糖鎖には「細胞間コミュニケーションをとるためのアンテナの役割」があるそうだが、それが事実だとしても、「糖鎖構造栄養素」とやらを摂取したところで糖鎖の異常が改善するとは限らない。目が悪ければ目をべればいいというのと同レベルの発想である。さて、「糖鎖構造栄養素(栄養補助品)の摂取(による代替医療)によって改善のみられた症例」がなかなかスゴイ。 糖鎖構造栄養素(栄養

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