8月11日、パリ五輪が幕を閉じた。 選手たちから多くの感動をもらったが、特に印象に残っているのは、スケートボード金メダリストの堀米選手だ。 一発の技を競う「ベストトリック」で、最終5回目の試技を迎え7位だった。 残り後一回のチャンスで挑んだ技が、これまで実践で成功したのは1度きりで、今回の競技でも続けて失敗している「ノーリーバックサイド270テールブラントスライド」だった。 背中側に270度横回転しながらレールへ飛び上がり、そのまま板の端をレールにかけて滑り降りるという離れ技だ。 堀米選手は、最後の最後までできる限りの調整を続けた後、5回目の試技を完璧に成功させ、一気にトップに立ち、東京大会に続く2連覇を遂げた。 「少しの可能性、1%の可能性を最後まで信じた」と、競技後、堀米選手は語った。 堀米選手から「可能性を信じる心」「諦めずに、やり抜く力」の大切さを学んだ。 以前読んだ「GRIT や