企業によっては、その商品やサービスの利用を簡単にやめられる場合があります。たとえば、コカ・コーラ社を嫌いになれば、コカ・コーラを飲むのをやめればいいだけの話です。 実際には、コカ・コーラ社はほかにもいろいろと製造しているので、製品ラインナップを調べて確認する必要はあるでしょう。それでも、コカ・コーラ社の利用をやめようと思えば、理論上は可能です。 ところが、Googleとなるとそうはいきません。Googleはいくつもの製品を世に送り出しており、その多くは私たちのデジタルライフにもはや欠かせないものになっています。 私が今回取材したある専門家は、Googleのような企業の利用をやめることを、離婚にたとえています。 プリンストン大学で社会学を研究するJanet Vertesi教授は、「簡単ではありませんが、終わればすごく気が楽になります」と話してくれました。 離婚して幸せになった友だちを思い浮か