【読売新聞】 政府は、博士号の取得を希望する学生を支援するため、大学院を設置する全ての大学に対し、博士課程に関する情報の開示を義務づける方針を固めた。国際的に技術革新競争が激化する中、日本では博士課程に進学する学生が減少しており、実
東京・多摩地域の水道水源の井戸で発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が高濃度で検出されている問題で、汚染源の可能性がある米軍横田基地(福生市など)が、米国の飲用水の新規制値を満たさないとして、基地内の飲用井戸の運用停止を検討していることが、政府関係者への取材で分かった。厳しくなった新規制で、米軍が地下水の除染や汚染源の特定に取り組む可能性があるが、その機会が失われかねない。(松島京太) 多摩地域のPFAS汚染 米軍横田基地で2010〜23年、PFASを含む泡消火剤などの漏出事故が計8回発生。12年発覚の事故では泡消火剤の原液約3000リットルが土壌に漏出したが、米軍は基地外への影響を否定している。都の地下水調査では、基地南東の約1キロ地点で、強制力のない日本の暫定指針値(PFOSとPFOAの合計値で1リットル当たり50ナノグラム)の27倍を検出。これは都内最高値。基地
Published 2024/06/08 17:04 (JST) Updated 2024/06/08 17:05 (JST) 旅客機用の燃料不足が全国各地の空港で深刻化し、国際線の増便や新規就航に支障が出ていることが8日分かった。訪日客の拡大に伴う増便需要の盛り上がりに、燃料を供給する石油元売り各社が対応し切れず、流通段階の人手不足も拍車をかけている。夏の旅行シーズン本番を前に、訪日客誘致を通じた地方活性化の取り組みに冷や水を浴びせかねない状況だ。経済産業省と国土交通省が各地の実態を把握した上で対策を検討する。 広島県によると、広島空港では海外の航空会社がアジアと結ぶ路線の増便を計画したが、必要な燃料を確保できず修正を余儀なくされた。別の航空会社も夏以降の燃料を手当てできていないという。 北海道でも新千歳、旭川、帯広の3空港で、燃料不足に伴う増便への影響が出ている。仙台空港の運営会社は「
屋久島に自生する高さ2~3センチのキク科のイッスンキンカ。島外の比較個体は高さ数十センチまで成長する=高橋大樹・東北大大学院特任助教提供 鹿児島県の屋久島には植物学者の間で「奇妙な現象」とされる法則がある。約80種類もの植物が一斉に小型化しているのだ。島外では普通の大きさの植物がなぜ小さくなるのか――。謎に包まれた法則を東北大などの研究チームが解き明かし、ある動物に由来する可能性を明らかにした。 同大などによると、島内では茎や葉の長さが5センチに満たない「ミニチュア植物」が標高の高い地域を中心に約80種類分布している。屋久島で一部の植物が極端に小型化したことについて、植物進化学の分野では以前から不思議な現象として語られてきた。これまでに土壌の栄養不足や低温、日照不足などの説が唱えられたものの、詳細な検証はされてこなかった。 その謎を解こうと東北、京都、福島の3大学による研究チームは、屋久島
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