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ブックマーク / gendai.media (117)

  • マクドナルドが苦しんだ「経営の逆回転」とはなんだったのか(福田 健) @gendai_biz

    タピオカ飲料大手の会長兼社長兼CEOに新たに就任することが発表された「プロ経営者」原田泳幸氏。マクドナルドではどのような経営を行なっていたのか。彼が苦しんだ「経営の逆回転」とはなんだったのか。今、振り返る。 【前編はこちら】 逆回転(バックスピン)の始まり 2010年は原田がマクドナルドを率いる「プロ経営者」として輝いた最後の年だったかもしれない。直営とFCをあわせた全店売上高は5427億円と過去最高に達した。 マーケティングの出足も好調だった。海外のマーケティングにヒントを得た、米国のご当地ハンバーガー「ビッグ・アメリカ」キャンペーンは材切れを引き起こすほど好調で、同年1月には1日あたりの全店売上高が過去最高の28億円にのぼった。 ところが、翌2011年、3月に発生した東日大震災の余波もあり、既存店売上高は通期で1%増と伸び悩みを見せる。店長やOBたちは「この頃からサービス力が下がり

    マクドナルドが苦しんだ「経営の逆回転」とはなんだったのか(福田 健) @gendai_biz
  • 炎上繰り返すポスター、CM…「性的な女性表象」の何が問題なのか(小宮 友根,ふくろ) @gendai_biz

    2019年も終わりが近づいてきていますが、1月早々の西武・そごうの広告から、記憶にあたらしい赤十字の献血ポスターに至るまで、今年も女性表象をめぐっていくつもの「炎上」がありました。こうした「炎上」はなぜ繰り返されるのでしょうか。言い換えれば、表象の作り手と批判者の間には表象に対するどんな理解の齟齬があるのでしょうか。 ここでは特に理解の齟齬が生じやすい性的な女性表象の問題点について、私が以前に書いた小論「表象はなぜフェミニズムの問題になるのか」(『世界』2019年5月号)をふまえて、少し突っ込んで考えてみたいと思います。あわせてお読みいただけると嬉しいですが、この記事単体でも読めるようになっています。 【文中のイラストは、ふくろ氏の作成】 ふくろ:兵庫県生まれ宮崎県育ち。東京外国語大学外国語学部卒業。編集職を経て現在は英日ゲーム翻訳者、字幕翻訳者。AAAタイトルを含め多数の作品の日語ロ

    炎上繰り返すポスター、CM…「性的な女性表象」の何が問題なのか(小宮 友根,ふくろ) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/12/08
    「こうした総合的で文脈的な作品評価の議論は法規制の是非という問いには馴染みにくく、安易にその問いに乗せることは望ましくないと私は思います」
  • 松本人志の「薬物厳罰化」発言が何から何まで間違っている理由(原田 隆之) @gendai_biz

    相次ぐ芸能人の薬物問題とマスメディア このところ、芸能人の薬物問題が世間を賑わせ続けている。以前にも書いたが、決して芸能界に薬物が蔓延しているというわけではない。単に報道されやすく目立つからに過ぎない。芸能人の離婚はニュースになるが、一般人が離婚してもニュースにならないのと同じことだ。 しかし、世間の注目が集まっているこの機会に、薬物問題に対する理解を深めるのは良いことだ。その意味で、以前、前編・後編に分けて、薬物依存に関する基的な内容を紹介した。

    松本人志の「薬物厳罰化」発言が何から何まで間違っている理由(原田 隆之) @gendai_biz
  • 来たる“移民社会化”に向けて、私たちに必要な2つの「発想の転換」(塩原 良和)

    「移民国家」という現実 2018年度は、日政府の外国人労働者受け入れ拡大方針をめぐって揺れた1年だった。 6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基方針2018」(「骨太の方針2018」)に新たな在留資格の創設が明記され、12月に改正された出入国管理及び難民認定法(入管法)によって、2019年4月から在留資格「特定技能(1号・2号)」が導入されることになった。この法改正をめぐって、国会やメディアで議論が繰り広げられた。 こうした動向に関する論考を依頼され、この原稿を書いている最中に、講談社現代新書から望月優大著『ふたつの日―「移民国家」の建前と現実』が刊行されたと知った。同書は、現代日の外国人労働者について考える際に知っておくべき事実を的確にまとめた仕事である。その内容については、旧知の下地ローレンス吉孝の記事を参照してほしい。 望月は、「特定技能」の新設は日の外国人労働者政策

    来たる“移民社会化”に向けて、私たちに必要な2つの「発想の転換」(塩原 良和)
  • 「日本人の代表なんだから…」と怒られた在日コリアン3世が思うこと(金村 詩恩) @gendai_biz

    大坂なおみの試合を熱心に観る父 夜遅くまで自室で仕事をしていたある日、休憩しようとリビングへ降りると、大坂なおみ選手のプレーを「いろいろあったんだろうけれどよく頑張っているよね。とても偉いと思うよ」と言いながら、熱心に観ている父がいた。 「いつもは9時ごろになると上に行っちゃうのに、きょうは夜遅くまで大丈夫なの?」と声をかける。 「この試合が終わったら寝る」 夜更かしをしている子どものような父の答えだった。 コーヒーを淹れながら、熱心に観戦している父の背中を見て、試合が気になりはじめ、お気に入りのパンダのマグカップを片手にテレビの前に座った。 わたしが観はじめたとき、相手選手から反撃にあい、彼女のプレーは少し弱気になっていた。父は「ここで根性を出さなきゃ」とコーチのような口ぶりで画面に語りかける。 彼の叱咤激励が効いたのか、次第に調子を取り戻し、勝利を収めた。 大坂選手の晴れやかな表情を観

    「日本人の代表なんだから…」と怒られた在日コリアン3世が思うこと(金村 詩恩) @gendai_biz
  • 「ホームレスは臭いから排除」と言う人が抱えている「強烈な不安」(小川 芳範) @gendai_biz

    東日に甚大な被害をもたらした台風19号が接近していた10月12日の午後、台東区の自主避難所で路上生活者が区職員によって受け入れを拒否されました。 この事件をめぐっては、国会で安倍晋三首相が対応の不適切さを(間接的に)認め、その後台東区長が区議会で謝罪と対応の改善についての答弁を行うなど、世間の注目が集まりました。 この事件について最初に知ったとき、私は驚きと憤りの感情を覚えましたが、すぐに、でも待てよ、考えてみれば、「例のやり方」ではないかという既視感めいた感覚も覚えました。 「住所はどこですか」という巧妙な問い 私は都内の支援団体で生活困窮者への支援活動に携わっていて、ホームレス状態にある方の生活保護利用申請に同行することがよくあります。 申請はたいてい区役所内の生活福祉課などと呼ばれる課の窓口や相談室で、相談員による聞き取りなどを経て行われるのですが、それに先だって受付で相談を申し込

    「ホームレスは臭いから排除」と言う人が抱えている「強烈な不安」(小川 芳範) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/11/03
    「体臭に対する嫌悪が強い人ほど、(保守主義とは区別される)右寄りの権威主義的な政治体制を肯定する傾向を有するという、最近の社会心理学での研究結果が目を引きます」
  • 日本の10代女子に「韓国」がこんなにウケてる「本当のワケ」(飯塚 みちか) @gendai_biz

    テレビではほとんど取り扱われない、なのに若者の間ではなぜか人気があるもの――その一つに「韓国」があるだろう。 昨今、若者向けのWEBメディアや雑誌の見出しには韓国トレンドやK-POPアイドルに関する話題がしばしば並び、若者の間で「韓国っぽい」はもはや「オシャレ」を意味する言葉と化した。 芸能界を目指す若者が、日ではなく韓国の芸能企画社を目指したり、実際に韓国でデビューするケースも増えている。 お世辞にも良いとはいえない政治的関係があるにもかかわらず、なぜ若者たちは「韓国」に魅了されてしまうのか。その秘密を紐解く上で重要となるのが「SNS」、そして「カウンターカルチャー」である。 韓国の若者向けプロダクトは「SNS映え」 「第三次韓流ブーム」とも呼ばれている現在の韓国ブームを支えているのは、10代を中心とした若年層世代である。 それ以前の「韓国好き」な人々と言えば、中高年の女性だったり「ア

    日本の10代女子に「韓国」がこんなにウケてる「本当のワケ」(飯塚 みちか) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/10/09
    「例えば「ハングル文字」。驚くべきことに現在日本には、韓国語教育を受けていないにもかかわらず、自分の名前程度であればハングル文字を書くことができるという若者が一定数存在する」
  • 「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) @gendai_biz

    講談社が私の『知ってはいけない 隠された日支配の構造』(講談社現代新書)を漫画にしてくれた。しかも原著のエッセンスはほぼ100%正確に、劇画タッチの物語の中に移し替えられている。 これほど嬉しいことはない。漫画はすぐに読めて、年齢の壁も国境の壁も簡単に超えられるからだ。もしこの漫画が日の若い世代の目にとまり、続いて英語版などが出るようになったら、現在のような日の、ほとんど世界で一国だけといえるようなおかしな国の形は、もはや続けることが不可能になるだろう。 【試し読み】漫画版『知ってはいけない』はコチラから 漫画版『人は見た目が9割』、『論語と算盤』の試し読みも! やはり大失敗に終わった北方領土交渉 少し思い出してほしい。2年前に出た書(新書版)の「まえがき」のなかで、私は当時まだ前途有望ともてはやされていた安倍首相の北方領土交渉が、今後もうまくいく可能性はまったくない、文字通りのゼ

    「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) @gendai_biz
  • 日本人の歪んだ「人権」感覚…護憲派も法曹界もその理解で大丈夫?(伊勢崎 賢治) @gendai_biz

    人権は大事。だが… 先日、国内のある講演会に呼ばれた。 1950年代にドイツのキリスト教団体が創設した由緒ある日の財団の主催である。その財団の目的に「キリスト教精神に基づき、立場の相違を越えた対話を通し、自由、平等、正義、平和に基づく社会の実現」とある。 聴講者は30名ほど。「9条、自衛隊、日米地位協定」という題目で、今回僕を呼んでくれたのは古くからの友人で、研究者の彼自身を含めて、9条の護持を大切に思っている人々の集まりである。 その内訳は、現役の聖職者、そして社会運動家と研究者。ほぼ全員が高齢者である。紅一点のように、3人の若い女性の大学院、大学生、そして僕のを読んだということで、わざわざ駆けつけてくれた中学生の少女もいた。 過去このような講演会はかなりの頻度でこなしてきたが、今回は、ひとつ思うところがあり、ある問いかけを冒頭で行った。日のテーマの講演を始めるに先立って皆さまの大

    日本人の歪んだ「人権」感覚…護憲派も法曹界もその理解で大丈夫?(伊勢崎 賢治) @gendai_biz
  • 中国の「爆速成長」に憧れる〈中華未来主義〉という奇怪な思想(水嶋 一憲) @gendai_biz

    民主主義が衰退し、中華未来主義が台頭する 「俺は未来から来た。お前は中国に行くべきだ。」 これは、タイムトラベル設定のSFスリラー『LOOPER/ルーパー』(ライアン・ジョンソン監督、2012年)のなかで、30年後の未来から送り込まれてきた犯罪組織の上司が、主人公の殺し屋(通称・ルーパー)に投げかけるセリフだ。 のちに組織を裏切った主人公は、この助言に従うかのように、中国のグローバル・シティ、上海に移り住むことになる――いまいるアメリカに留まるのでも、かねてから念願だったフランスに行くのでもなく。 かつてアメリカ政治学者フランシス・フクヤマは、冷戦終結後の世界を自由民主主義(リベラル・デモクラシー)が最終的に勝利した「歴史の終わり」としてとらえた。ところが、トランプ大統領の誕生後に行われたインタヴュー(「「歴史の終わり」を唱えた人物が、民主主義の未来を恐れている」 )では、25年前の自分

    中国の「爆速成長」に憧れる〈中華未来主義〉という奇怪な思想(水嶋 一憲) @gendai_biz
  • 日本の軍部は、こうして言論を統制した〜基準を作り忖度させる巧妙さ(魚住 昭) @gendai_biz

    ノンフィクション作家・魚住昭氏が極秘資料をひもとき、講談社創業者・野間清治の波乱の人生と、日の出版業界の黎明を描き出す大河連載「大衆は神である」。 昭和10年代に入ると、戦争の気配が濃厚になっていく。そんななか軍部は言論統制に乗り出すが、そこには、恣意的な基準を作り出し、出版社に忖度させる巧妙な手法があった。 第七章 紙の戦争──不協和音(3) どこからともなく、誰がいうでもなく 『講談社の歩んだ五十年』の執筆者のひとり、辻平一(つじ・へいいち:元『サンデー毎日』編集長)に言わせると、軍の発言が非常に強力になってきたのは昭和14年から15年のことであった。もちろんまだ対米英戦争は始まっていなかったが、軍の圧力が不気味に国民にのしかかっていた。 といって、軍から直接、編集者に対して、あの男には執筆させるな、とか、こういう記事はけしからんとか、別段の発言はなかった。少なくとも辻が関係している

    日本の軍部は、こうして言論を統制した〜基準を作り忖度させる巧妙さ(魚住 昭) @gendai_biz
  • 「日本に暮らす韓国人」が、いまこの国で直面している不安(伊東 順子) @gendai_biz

    で働いている韓国人に聞いてみた ユニクロのとある海外支社で働いていたキムさん(38)が、次に選んだ仕事は日の中部地方にあるアパレル会社だった。来日は7年ほど前、キムさんがまかされた仕事は輸出と製品管理だ。 「私たちの世代の韓国人は、中高生時代にアンアンやノンノなど日ファッション雑誌を見て育ちました。日ファッションに憧れて、日語も勉強しました」 そんなキムさんだが、日に来て小さなショックをうけた。 「納品にミスが多いんです。おかしいなと思って、四国の工場まで行ってみたら、おじいちゃんとおばあちゃんが二人でやっていて…。『ごめんなさいね、私たち以外に従業員はいないの』って。『これは黒じゃなくて紺色なんですね。歳のせいで区別がつかない』って」 ――紺色と黒の区別がつかない? 「二人でもう無理だねと話していると言うから、『大丈夫ですよ。私が手伝いますから』って、励ましてね。憧れの

    「日本に暮らす韓国人」が、いまこの国で直面している不安(伊東 順子) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/08/24
    「私は韓国人なので、どうしても韓国政府に対して厳しくなります」韓国の政府も国民もいっしょくたにして叩く人は、まずここに躓くべきだろう。
  • 人類史上最悪…犠牲者3000万人「独ソ戦」で出現した、この世の地獄(週刊現代) @gendai_biz

    人類史上全ての戦争の中で最大の死者数を計上した独ソ戦。血で血を洗う戦場ではいったい何が起きていたのか。これまで日で語られることのなかった絶滅戦争の惨禍を、最新研究をもとに振り返る。 わが子にわが子をわせる 1941年、ドイツ軍に包囲されたソ連第2の都市・レニングラードの街角は死体で溢れていた。 ヒトラーは、「革命の聖地」であるレニングラードを軍隊で奪取するのではなく、包囲したうえで飢餓地獄に陥れ、市民もろとも守備隊を全滅させることを狙ったのだ。 冬が到来すると、死体から人肉をらう凄惨なありさまとなった。ソ連の内務人民委員部(秘密警察)の文書には以下のような記録まで残っている。 「ある母親は、上の子どもたちを生き延びさせるために、末の赤ん坊を殺してべさせた」 日では第二次世界大戦といえば太平洋戦争がイメージされやすく、これまで独ソ戦についてはほとんど語られてこなかった。 しかし、7

    人類史上最悪…犠牲者3000万人「独ソ戦」で出現した、この世の地獄(週刊現代) @gendai_biz
  • 「戦争の死者」とは誰か? いま日本人が考えるべき重要な問題(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    「死者」を思う季節 日人は夏になると、「死者」について思わざるをえなくなる。なぜならそれは、「お盆」と「終戦」というレベルが異なる二つの“行事”が真夏に行われるからだ。しかし、現在の私たちは、異常気象による灼熱の下で、十分に死者に思いを巡らせることができているだろうか。 古来日では、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)から派生した祖霊供養である「お盆」が、新暦の7月に、あるいは旧暦に8月に行われてきた。いまでは「盆踊り」も来は、死者の霊を慰めるため、共同体ごとに行われるものだった。 家々では、迎え火を焚いて先祖の魂を迎え、送り火とともに祖霊を送る。また麻幹(おがら)にキュウリやナスビを刺した「精霊馬(しょうりょうま)」が、お盆にあの世とこの世を行き来する祖霊の乗り物として供えられた。 現在公開中の映画天気の子』にも、迎え火と精霊馬が印象的に映し出される。『天気の子』は間違いなく、夏のお盆を

    「戦争の死者」とは誰か? いま日本人が考えるべき重要な問題(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 映画『天気の子』を観て抱いた、根本的な違和感の正体(杉田 俊介) @gendai_biz

    稿はネタバレを含みます】 「アニメ化する日社会」を批判するアニメ 新海誠監督の新作『天気の子』を観て、疑問を持った。その疑問について書く(今回は枚数制限があるため、他の新海作品との比較などは行わない。私の新海誠論については『戦争と虚構』(作品社、二〇一七年)を参照)。 『天気の子』の舞台は、異常気象でもうずっと陰な雨の止まない、東京オリンピック・パラリンピックの翌年の東京である。伊豆諸島の離島・神津島から何らかの事情で家出し新宿でネットカフェ難民となった高校生の森嶋帆高(ほだか)と、母を病気で失って弟の凪(なぎ)と二人で安アパートに暮らす天野陽菜(ひな)――天に祈ることで天候を晴れに変える力をもった「100%の晴れ女」――のボーイ・ミーツ・ガールの物語である。 身寄りもなく、経済的にも貧窮した彼らは、陽菜の「晴れ女」の力を使って小さなベンチャービジネスを始めるが、陽菜はその能力の代

    映画『天気の子』を観て抱いた、根本的な違和感の正体(杉田 俊介) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/08/09
    「自分は実社会にこれこれの問題を感じている、しかしこの映画はそこに触れていない」的なところを読むと(2ページ目最後)ああ、それは残念でしたね、としか言いようがない。
  • 男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz

    レッド・ツェッペリンと「男らしさ」の問題 若かった頃、 一人前の男になるってのはどういうことか(what it was to be a man) 教えてもらった。今、その年になって できるかぎりその手のことを ちゃんとやろうとはしてるんだ。どんだけ頑張っても 行き止まりに突っ込むだけなんだけどな これは1969年にレッド・ツェッペリンが出した楽曲「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」冒頭の歌詞の日語訳(拙訳)だ。ジミー・ペイジのギラつくギターにあわせてロバート・プラントが歌うこの詩は、「男らしさ」の矛盾をとてもシンプルに表している。 つまり、男の子(boy)は実は小さい時に「一人前の男」(man)というのはどういうものかに関する固定観念をたたき込まれて育つが、実際のところ、そんな概念を体現できる立派な大人の男にはなれっこない、ということだ。この歌詞は「男らしさ」の理想と現実を簡潔に歌い上

    男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/08/08
    「子供は早い時期から、社会に流通している固定観念を吸い上げて育つ」確かにこういう面は社会にあると思う。周囲の年長者が無意識に「先生」や「お手本」の役割を担っている場合もある。
  • 和歌山毒物カレー事件「死刑囚の息子」がすべての人に伝えたいこと(田中 ひかる) @gendai_biz

    「和歌山毒物混入カレー事件」の“犯人”として死刑判決を受けた林眞須美(58歳)。その長男(31歳)が、今夏、『もう逃げない。~いままで黙っていた「家族」のこと~』を上梓した。 同書には、両親の逮捕後に入所した児童養護施設での生活、高校時代に受けた侮蔑、中傷、卒業後の不当な解雇や婚約破棄など、綿々と続く苦難が余すところなく綴られている。なかでも、児童相談所の一時保護所や児童養護施設での経験には目を覆いたくなる。 痛ましい児童虐待のニュースが絶えない昨今、児童相談所の対応が問題視されているが、対応のみならず、一時保護所や児童養護施設の内実にも目を向ける必要がある。 バカにするかのように笑われた 1998年7月25日に発生した「和歌山毒物混入カレー事件」。2ヵ月半後の10月4日早朝、警察は事件現場付近に暮らす林健治、眞須美夫を別件逮捕した。 このとき、自室でまだ眠っていた当時小学校5年生の林家

    和歌山毒物カレー事件「死刑囚の息子」がすべての人に伝えたいこと(田中 ひかる) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/07/30
    被告に冤罪との見方があるのは知っているが、それとこれは分けて考えるべきだろう。犯罪者の子であろうとなかろうと迫害は良くない。
  • 韓国政府が無視していた慰安婦の記憶が「問題化」した知られざる経緯(キャロル・グラック) @gendai_biz

    近現代史を専門とする米コロンビア大学のキャロル・グラック教授(歴史学)。『戦争の記憶 コロンビア大学特別講義―学生との対話―』(講談社現代新書)には、グラック教授がコロンビア大学で多様な学生たちと「戦争の記憶」について対話した全4回の講義と、書きおろしコラムを収録している。 同書に3回目の講義として収録されている「慰安婦の記憶」を掲載。第2回目となる今回は、「慰安婦問題」がなぜ最初は語られなかったのか、そして語られるようになったのはなぜなのか、その背景に学生たちが迫った。 戦後長らく、慰安婦問題が語られなかった理由 ディラン 前回の講義で話されたように、アメリカと日戦争の物語は基的にはパールハーバーから始まって原爆で終わります。そのような主要な物語があると、中国韓国といった東アジア側の物語は丸ごと語られなくなってしまうのかもしれません。 グラック教授 それも一つの理由ですね。慰

    韓国政府が無視していた慰安婦の記憶が「問題化」した知られざる経緯(キャロル・グラック) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/07/19
    「特に性的暴力というのは、一般的には「記録化」されていない性質のものです。強姦の記録が、史料として残っているでしょうか」
  • 犠牲者193人…韓国国民が38年前の「虐殺事件」を振り返るワケ

    2017年8月、韓国で一映画が封切られた。公開初週の観客動員数は436万、韓国映画歴代3位の大ヒットだった。『タクシー運転手 約束は海を越えて』という作品である。1980年の「光州事件」を描いた映画で、日でもロングヒットを続けている。 光州事件は、日ではそれほど馴染みがない出来事かもしれない。 1979年10月に朴正熙大統領が暗殺され、18年余に及んだ軍事独裁政権が終焉すると、韓国ではそれまで抑圧されてきた民主化への気運が蠢動し始める。 その熱気は、80年春、新学期を迎えた大学街で一気に沸騰する。いわゆる「ソウルの春」である。ことに韓国南西部の都市・光州での動きは活発だった。5月17日、全斗煥(チョン・ドゥファン)が率いる新軍部が非常戒厳令を全国に布告すると、一夜明けた光州では学生たちが休校令を破って民主化要求のデモを続行した。

    犠牲者193人…韓国国民が38年前の「虐殺事件」を振り返るワケ
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/07/19
    映画「タクシー運転手」のこと、軍事政権と民主化運動に対する国内評価について。
  • 吉本芸人「闇営業問題」ヤクザを長年研究してきた私はこう考える(廣末 登) @gendai_biz

    闇営業問題「4つの論点」 吉興業の芸人らによるいわゆる「闇営業=直の営業」問題をめぐっては、いくつかの論点が混然としている。「反社」と括られる社会集団を長年研究してきた筆者独自の観点から私見を述べてみたい。 【今回取り上げる4つの論点】 (1)闇営業、いわゆる「直の営業」は、芸能界ではアウトなのか (2)芸人らは会社外の営業をしなければ当にえないのか (3)知らなくて営業したからといっても犯罪に加担したわけではない。彼らにはどの程度の社会的非難、あるいは処分が相当か (4)闇営業の行方――闇営業厳罰化から生じる新たな危険 (1)闇営業は、芸能界ではアウトなのか この問題は、基的に所属事務所とお笑い芸人の契約に終始しているのだから、当事者以外がどうこういう話ではないというのが一般論であろう。 しかし、芸能界は独特なサブカルが存在し、一般論では片付かないのではないかというむきがあるかも

    吉本芸人「闇営業問題」ヤクザを長年研究してきた私はこう考える(廣末 登) @gendai_biz
    niwakano18124
    niwakano18124 2019/07/15
    「お笑い芸人の方々や歌手をはじめとする人たちはクリエイターである。今日を飢えて、明日の食を心配していたら、いいアイデアも浮かばないだろうし、パフォーマンスも磨けない」