『五分後にホロリと江戸人情』風野真知雄 (著), 岡本さとる (著), 泉ゆたか (著), 輪渡颯介 (著), 稲葉稔 (著), 三國青葉(著),吉森大祐(著) 講談社文庫 あらすじ神田講談町の保呂里長屋の住民たちは、貧しいながらも互いを気にかけつつ、日々を楽しく暮らしていた。 奉公先で辛い思いをし、長屋の近くまで戻ったが一歩を踏み出せないこのみ。 死んだ親父に似ていると言われ、ふてくされる春太郎。 荒っぽい権助の部屋の前で見た美しい女が気になる三太。 迷惑をかけたり、面倒を見たり、見られたりしながら、笑い、泣き、心あたたまる江戸の人情を、気鋭の時代小説家七人が描き出すショートショート。 保呂里長屋で繰り広げられる人間模様保呂里長屋を出て料亭に奉公へ出て一年になるこのみ。 仕事はきつく、叱られてばかり。 とうとう耐えきれず店を飛び出し、長屋の近くに来ました。 路地のそばで長屋の様子をうかが