久々にGCDを使ったコードを書くたびに、「あれっ?dispatch_get_global_queue()の第2引数って0だった?NULLだった?」とか「シリアルディスパッチキューってどうやってつくるんだったっけ?」とかになることがよくあるので、歴史的なことも含めてGCDに関する情報を整理しておく。 GCDの歴史 Mac OS X 10.6(Snow Leopard)以降、iOS 4.0以降で利用可能 OS X 10.8(Mountain Lion)、iOS 6.0以降では、GCDオブジェクト(Dispatch Queue)もARCの管轄下に入るようになった(実際にはGCDだけでなくXPCも) OS X 10.10(Yosemite)、iOS8.0 からQoS(Quality of Service)の概念が導入された ディスパッチキューの利用 ディスパッチキューの利用には大きく分けて2つの方