中国において、古来より脈々と続けられてきた、不老不死薬の研究。 彼らは、いろんな材料を手当たり次第に混ぜたり熱したり冷やしたりしていたわけですが、その蓄積が「なんかめっちゃ燃える」物質の配合の発見につながり、そして「火薬」へと昇華し、やがては「�火薬兵器(火器)」の考案へと至ったのであります。 前回:木炭と硫黄と硝石を混ぜた結果www 舞台はヨーロッパへその「火薬」がようやくヨーロッパに伝わったのは、13世紀のこと。 伝わった時点では「何これ?何に使うの?」という認識だったでしょうか、既にモンゴル帝国やアラビア世界では火薬兵器が実践に投入されており、「筒に入れて炸裂させ、モノを飛ばす」という用途を知るのにそう時間はかからなかったことでしょう。 こうした火薬兵器を大幅に進化させたのは、ドイツのケルンにある甲冑職人たちでした。 以前にも触れましたが、当時の騎士が使用する甲冑の発注先はドイツにあ