今日の飲み会俎上予定ネタ.かなり粗いメモだけれども. Norenzayan, A., & Shariff, A. F. (2008). The Origin and Evolution of Religious Prosociality. Science, 322(5898), 58-62. ・科学によって宗教をどのように説明することができるだろうか ・Ara NorenzayanとAzim Shariffは,人類学,社会学,実験心理学および実験経済学の要素を結びつけて本論文でreview ・宗教的思考は不正行為を減少させ,見知らぬ者同士の信頼を強める ・あるひとつの文化内における道徳的な神の存在は,集団規模が大きさと関係がある ・仲間集団内で良い社会的評判を維持する必要に迫られたときに,宗教と社会志向的(pro-social)行動の間の関係がきわめて明確になってくる ★ ・多くの人が多く
Nikon Coolpix / Shibuya / Tokyo. ハーバード大学の心理学教授、Steven Pinker(スティーブン・ピンカー)がNYTに書いた道徳の認知科学についての記事を紹介した、前回のエントリーのつづき。 ■道徳の進化的・普遍的な5要素 心理学者のJonathan Haidtや文化人類学者のRichard ShwederとAlan Fiske によれば、道徳的思考モードが喚起される(進化的に備わった普遍的な)条件は、次の5要素に集約されるそうだ。この5つが道徳性を支える進化的・認知科学的要素であり、これらの要素が犯されたときに道徳的思考モードが立ち上がり、人々は怒り狂いはじめるという。 1.Harm(他人を害するのは良くないこと/他人を助けるのは良いこと) 2.Fairness(親切にされたらお返しすべし/利他的な者を褒め、裏切り者を罰するべし) 3.Communi
Ricoh GX100 / Shibuya / Tokyo. 道徳の認知科学。スティーブン・ピンカーがNew York Timesに寄稿していた文章、The Moral Instinct(道徳という本能)がでらおもしろすだったので、ご紹介。現時点でわかっている、道徳の進化心理学的・脳科学的基盤をわかりやすく噛み砕いて論じた記事です。長いので、2回程度に分けて。翻訳ではなく面白いところをかいつまんで意訳するので、興味ある人は原文を当たってくださいな。 ■道徳というスイッチ まず、認知科学で「道徳」の問題をなぜ扱うと面白いのかといえば、それは科学の枠内で「生きる意味」に接近できるからだとピンカーは述べる。道徳という心理的状態は、スイッチによってオン・オフと切り替えられるようなものであり、スイッチがオンになったとき、独特な心的状態がわたしたちの思考を奪い取る。「好みにあわない」「古くさい」「軽率
「他人は利用すればいいんだよ」と書いた。これはレトリックでもなんでもなく、自分は心底こう思っている。むかし「信じることの欺瞞」という文章を書いたことがある。「信じる」とは、他人を監視する自分の責任を放棄した場合に用いられる、甘ったれ野郎の弁明にすぎない。 他人(自分が信じる理想)はつねに自分を裏切る可能性がある。でも、裏切られても、他人を殺すわけにはいかない。そのあとも他人とともに生き続けなきゃいけない。お利口さんな言葉でいえば、「共生」しなきゃいけない。だから、わたしたちは他人を利用する覚悟(他人は利用するしかないという諦め)を持って他人と向き合わなきゃならない。 他人を信頼したとしよう。他人が自分の期待に応え続けたとき、他人と自分の距離はどんどん近くなって、やがて他人の信仰に至るだろう。期待が膨らめば膨らむほど、期待を裏切られたときのショックが大きくなる。他人への信頼が裏切られたときに
インタビュアー(以下淫) みなさんこんばんは。「プロレタリアに会いにきて」の時間です。今週も先週(id:Delete_All:20100427)に引き続きフミコフミオさんをゲストに迎え、お話をうかがっていきたいと思います。それでは自己紹介をお願いします。 フミコフミオ(以下フミコフミオ) ども。営業部で課長やっている36才です。好きな食べ物は肉まん。嫌いな食べ物はあんまんです。 淫 前回は、総務部長から不正を強要された件についてお話していただきました… フミコフミオ 4月29日に総務部長がスナックのママとゴルフに行く。その代金の処理を僕に任せようとしている、営業の交際費として…という話は先週しましたよね 淫 はい。あの後、どうなったんですか。フミコさんはっきりと不正を断りましたよね フミコフミオ まあね。ロック精神に反しているからさ、そういうの(笑)。 会社から少し離れた喫茶店がフミコ氏お
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