ブックマーク / plaisir.genxx.com (7)

  • 疑似科学を批判する人は謙虚であれ

    Ricoh GX100 / Shibuya / Tokyo. ※様々なところからリンクを張られて騒ぎが大きくなっているみたいなので注記しておきますが、【科学であると誤解されていることが被害を発生させている状況】について、疑似科学を肯定する気は全くありません。記事は、「水からの伝言」を肯定するものではありません。「血液型性格論を信じている奴って馬鹿だよね」的な(素朴な)暴力について懸念を表明した文章であり、疑似科学批判全般を批判する意図は一切ありません。 科学系Blogの中でとても秀逸だなぁと感じる幻影随想さんが、「科学というモノサシ」なる記事を書かれていた。要は、疑似科学批判は、科学のモノサシ(実証=観察と実験から導かれたデータ)に則って「科学」の領域で行われているけれど、疑似科学批判を批判する人たちは、「自分のモノサシ」を手に「疑似科学批判批判」を行っている。だから噛み合わないよね。そ

    疑似科学を批判する人は謙虚であれ
    njamota
    njamota 2021/06/18
  • 補足:思考の二重処理仮説/この世の意味の根源

    Dual-process theories of thinking. (Slovic et al., 2004) 1)Risk as Analysis and Risk as Feelings: Some Thoughts about Affect, Reason, Risk, and Rationality(P Slovic, ML Finucane, E Peters, DG MacGregor – Risk Analysis, 2004) 前回の記事、「論理的思考は異常な状態」では、論理的・分析的な思考を「異常」という言葉で形容してしまい、いささか乱暴だったので、心理学の論文に厳密に即して補足を加えておきます(まず前回の記事を読んでいただければ嬉しいです)。思考の二重処理仮説はひとつの仮説ですが、かなり信憑性の高い仮説だと個人的に考えています。認知科学に興味のある方、前回の記事が面白

    補足:思考の二重処理仮説/この世の意味の根源
    njamota
    njamota 2010/05/08
    前記事続き「経験の記憶には…感情的な快/不快のマーカーが埋め込まれ…「その行動をもうするな!」「その行動をもっとしろ!」というインセンティブになる」「感情システムの導きがないと、理性的な思考も不可能」
  • 論理的思考は異常な状態

    Ricoh GX100 / Omotesando / Tokyo. 「人間は科学より宗教が好きだ」とは糸井重里の名言。でもこれって、あまりも当たり前すぎることですよね。当然すぎて、ことさら主張する必要もないくらいに。ところが、これが名言扱いされるということは、「理性的に考え論理的に思考するのが人間の当然の姿である」と信じている人がいるということ。今日は、「論理的思考は人間にとって不自然で異常な状態なんだよ」と再度主張したい。手短に。 車の運転免許を更新したことがありますか。そこでは、たとえば「飲酒などの不注意から事故を起こして相手をひき殺してしまい、自責の念に絡め取られ、人生がめちゃくちゃになった男の話」を説教くさく語るビデオテープが、たいてい流されることになっている。その後、「飲酒運転で事故を起こす人は、日全国で、15分に1人いるのです」みたいなデータが付加的に与えられる。「人生がめち

    論理的思考は異常な状態
    njamota
    njamota 2010/05/08
    「人間はふたつの思考モードをもっている。ひとつは、論理的・分析的思考モード、もうひとつは感情的・物語的思考モード」やっと見つけたよ。すでに研究されている。
  • 旧安田楠雄邸

    njamota
    njamota 2010/05/06
    いいなぁ。あと「ボランティア特有の「臭さ」を発しないボランティアに触れたのはもしかしたらこれがはじめてだったのかもしれない」
  • 道徳性を支える認知的・進化的な5要素

    Nikon Coolpix / Shibuya / Tokyo. ハーバード大学の心理学教授、Steven Pinker(スティーブン・ピンカー)がNYTに書いた道徳の認知科学についての記事を紹介した、前回のエントリーのつづき。 ■道徳の進化的・普遍的な5要素 心理学者のJonathan Haidtや文化人類学者のRichard ShwederとAlan Fiske によれば、道徳的思考モードが喚起される(進化的に備わった普遍的な)条件は、次の5要素に集約されるそうだ。この5つが道徳性を支える進化的・認知科学的要素であり、これらの要素が犯されたときに道徳的思考モードが立ち上がり、人々は怒り狂いはじめるという。 1.Harm(他人を害するのは良くないこと/他人を助けるのは良いこと) 2.Fairness(親切にされたらお返しすべし/利他的な者を褒め、裏切り者を罰するべし) 3.Communi

    道徳性を支える認知的・進化的な5要素
    njamota
    njamota 2010/05/06
    続き。道徳的思考モードを喚起する5要素 Harm/Fairness/Community/Authority/Purity。「道徳的なスイッチが入ると、ある事態の改善策を冷静に練るよりも、<敵/味方>的な論法や思考に陥りやすい」
  • The Moral Instinct / Steven Pinker (1)

    Ricoh GX100 / Shibuya / Tokyo. 道徳の認知科学。スティーブン・ピンカーがNew York Timesに寄稿していた文章、The Moral Instinct(道徳という能)がでらおもしろすだったので、ご紹介。現時点でわかっている、道徳の進化心理学的・脳科学的基盤をわかりやすく噛み砕いて論じた記事です。長いので、2回程度に分けて。翻訳ではなく面白いところをかいつまんで意訳するので、興味ある人は原文を当たってくださいな。 ■道徳というスイッチ まず、認知科学で「道徳」の問題をなぜ扱うと面白いのかといえば、それは科学の枠内で「生きる意味」に接近できるからだとピンカーは述べる。道徳という心理的状態は、スイッチによってオン・オフと切り替えられるようなものであり、スイッチがオンになったとき、独特な心的状態がわたしたちの思考を奪い取る。「好みにあわない」「古くさい」「軽率

    The Moral Instinct / Steven Pinker (1)
    njamota
    njamota 2010/05/06
    「道徳という心理的状態は…オンになった時、独特な心的状態がわたし達の思考を奪い取る」「1.感情的・道徳的判断を司る部位、2.論理的・合理的判断を司る部位、3.両者の衝突を調停する部位の三つが脳内に存在し」
  • マジになっちゃだめ

    「他人は利用すればいいんだよ」と書いた。これはレトリックでもなんでもなく、自分は心底こう思っている。むかし「信じることの欺瞞」という文章を書いたことがある。「信じる」とは、他人を監視する自分の責任を放棄した場合に用いられる、甘ったれ野郎の弁明にすぎない。 他人(自分が信じる理想)はつねに自分を裏切る可能性がある。でも、裏切られても、他人を殺すわけにはいかない。そのあとも他人とともに生き続けなきゃいけない。お利口さんな言葉でいえば、「共生」しなきゃいけない。だから、わたしたちは他人を利用する覚悟(他人は利用するしかないという諦め)を持って他人と向き合わなきゃならない。 他人を信頼したとしよう。他人が自分の期待に応え続けたとき、他人と自分の距離はどんどん近くなって、やがて他人の信仰に至るだろう。期待が膨らめば膨らむほど、期待を裏切られたときのショックが大きくなる。他人への信頼が裏切られたときに

    マジになっちゃだめ
    njamota
    njamota 2010/05/06
    「イライラしたりムカついたりしたら、まずは所詮ゲームなんだということを思いだそう」
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