シチズン時計とテイ・アイ・シイ・シチズンはこのほど、米E-Inkの電子ペーパー技術を活用した折り曲げ可能な時計を開発した。10月ごろに商品化する予定だ。 両社がE-Inkと共同開発した「マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイモジュール」を表示部にを採用。従来のデジタル時計よりも高コントラストで視野角は180度と、どこからでもはっきり見えるという。 薄くて軽く、自由に折り曲げられるため、多様なデザインの時計を製作できる。消費電力は、従来の磁気反転素子の100分の1。電池寿命も大幅に長期化するとしている。 関連記事 E-Inkと凸版印刷の“電子ペーパー”――その課題と可能性 電子ディスプレイフォーラム2002のセッションで,E-Inkから電子ペーパーの課題と可能性が語られた。また,ブックフェアでは,E-Inkと共同で電子ペーパーを開発している凸版印刷が,電子ペーパー応用製品の展示を行った。 関