日本の大学で1970年代以来の休講措置がとられた。30数年前の休講措置は学生運動のためだったが、今回は「はしか」のためだ。 12日には東京の上智大学が8日間の休講措置に入り、16日には駒澤大学、和光大学、東京工科大学などでも休講措置がとられた。在学生数十人が集団ではしかに感染したからだ。 現在日本で流行しているはしかの特徴は感染者が幼児ではなく10代後半から20代前半の青年層という点だ。正確な原因はまだわかっていないが、専門家はこの世代はウイルスの免疫力が弱まっているためと推測している。つまり幼児期にはしかの予防接種は受けたが、長期間ウイルスにさらされなかったので免疫力が弱まっているというのだ。 予防接種による免疫力は時に体内に侵入したウイルスと争うことにより維持されるという。しかしこの世代はウイルスにさらされた機会が少なく、免疫力が落ちていると推測されているのだ。 日本ではこのよ