[6日 ロイター] - 米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれていた経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)における8月26日の講演で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は改めてインフレに対峙する揺るぎない姿勢を示した。 市場は依然として2023年3月ごろをピークに利下げに転じるとの見方を崩していないが、それでも幅広い年限の米国債利回りが上昇し、ドルが上昇した。ドル指数は20年ぶりの高値を記録し、ドル/円も24年ぶりに140円の大台に到達した。
![コラム:現実味増すドル147円、並行する円の信認低下=内田稔氏](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c20cf7ff9a7ef32f0cf70ddbdfef4c2cb6c86cd0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjp.reuters.com%2Fpf%2Fresources%2Fimages%2Freuters%2Freuters-default.webp%3Fd%3D186)
FRB(米国連邦準備制度理事会)は6月14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げを決定。併せて量的金融緩和で拡大したバランスシートの縮小に2017年内に着手することを声明文に記載した。政策メンバーによる利上げ見通し、いわゆるドットチャートは、年内に1回、2018年中に3回の利上げを示唆している。今後の為替見通しについてみずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏に聞いた。 ――FRBの政策決定を受けて、今後の為替相場をどう見ますか。 足元の経済指標が強くないにもかかわらず、FRBは一過性のものとみなして、強気だった。しかし、その理屈は理解が難しい。本来あるべき姿は、経済指標が強いので、利上げしないと景気が過熱するのではないかと考えて、利上げを行うというものだ。この場合は、市場にも違和感がない。しかし、今は、物価をはじめとして指標が強くない。FRBが執拗に利上げをすると言っ
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