我が子の将来を考えて、幼稚園や小学校の頃から塾や習い事をたくさんやらせているという教育ママ&パパに悲報だ。どんなに早くから優秀な学校に通わせても、子どもの成績の良し悪しは親から受け継いだDNAでほぼ決まることが明らかになったのだ。 英キングス・カレッジ・ロンドンが、1万1117人(16歳)のGCSE(英国で義務教育終了時にほとんどの中学生が受ける中等教育修了試験)スコアを分析したところ、DNAが生徒の成績に及ぼす影響力は環境要因の約2倍であることがわかったそう。なんでも、英語、数学、科学の成績に差が表れる原因の58%は子どものDNAの違いで、学校や近隣の環境、家庭環境などの環境要因による差は29%だったとか。残りの13%は、遺伝や環境以外のその子どもの個性によるものだという。また今回の調査では、数学や理科など科学の分野の方が、美術や音楽などの分野よりもDNAの影響を受けやすいことも判明した