【ニューヨーク=橋本潤也】国連安全保障理事会が、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を非難する報道機関向けの声明を発表する方向で調整していたが、ロシアが同意せず、難航していることが6日分かった。 複数の安保理関係者が明らかにした。 報道機関向けの声明は原則、メンバー全15か国の同意が必要。今回のミサイルを「ICBM」と断定し、北朝鮮を非難する米国作成の原案が各国に配布されたが、ロシアが同意せず6日夜までに発表されなかった。当初は6日午前にも発表される見通しだったという。 ロシアは5日の安保理緊急会合で、北朝鮮が発射したのはICBMではなく、中距離弾道ミサイルの可能性があると指摘していた。