SAPがクラウドプラットフォームを強化した。注目されるのは、これまで「HANA」を前面に出していたPaaSの名称を「SAP Cloud Platform」に変えたことだ。その意図とは――。 1年足らずで顧客数が2.5倍に増えた「SAP Cloud Platform」 「SAPはこれから、従来のERPをはじめとしたアプリケーションだけでなく、アプリケーションを熟知した当社ならではのプラットフォームにも一層注力していきたい」――。SAPプラットフォーム&イノベーション担当シニアバイスプレジデント兼グローバル・ゼネラルマネージャのロルフ・シューマン氏は先頃、SAPジャパンが開いた記者会見でこう強調した。 会見の内容はクラウドプラットフォームの強化について。これまで「SAP HANA Cloud Platform」と呼んでいたPaaSを「SAP Cloud Platform」に改称したのをはじめ、