ベネズエラの首都カラカス市内で、医薬品不足で政府に抗議するデモの参加者ら(2017年11月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/FEDERICO PARRA〔AFPBB News〕 だが最近、教えは逆方向に流れている。少なくとも、ベネズエラについて言えばそうだ。 実際、ジンバブエの首都ハラレでロバート・ムガベ氏が大統領退陣に追い込まれた一件は、ベネズエラの首都カラカスでニコラス・マドゥロ大統領の独裁政治がいずれ、どんな終わりを迎えるかを示唆しているのかもしれない。 双方の類似点は数多く、マクロ経済的なものから婚姻関係まで幅広い。マドゥロ氏自身、先月のジンバブエのクーデターを批判し、「この兄弟国」と呼んだ時、類似点をそれとなく認めていた。 ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は、ベネズエラ統一社会党(PSUV)に自党の必然的な結果を見い出す。 どちらの体制も正式には民主主義