ダウジング――振り子やいろいろな形の棒を使って、地下の水脈などを探し当てる技術のことである。4000年以上の歴史があるといわれ、現在でも、水道管の位置を探し当てたり、地雷を発見するために利用されている。伝説によれば、真言宗の開祖・空海もまた、旅の途中、各地でダウジング・ロッドを操り、井戸を探し当てたとされる。実際、それらは空海井戸と名付けられ、現在まで残っている。 ◆ダウジングの方法 ダウジングの際、使用する棒は、ダウジング・ロッドと呼ばれる。ダウジング・ロッドには、昔からハシバミの枝が使われてきたが、特定の素材を使わないとダウジングができないというわけではない。一般的には「アングル・ロッド」と呼ばれる、L字型やY字型、あるいはV字型に折り曲げた針金が使われている。現在、最もポピュラーなのがL字型の針金を2本使用するタイプである。クリーニング屋でもらう針金のハンガーを用意して、図のように整