ゲーム機の性能が向上し、開発規模が肥大化した今、これまで以上に海外のゲーム市場が重視されるようになりました。その一方、でそのノウハウはゲーム業界で広く共有されているとは言い難いものがあります。新連載「ゲームウォーズ 海外VS日本」ではローカリゼーションの専門会社であるアクティブゲーミングメディアのイバイ・アメストイ氏がその長年の経験から得た知見を紹介します。 移り変わりの激しいゲーム業界では、大手や優良メーカーさえも浮き沈みを繰り返し、事業環境も劇的に変化していきます。そして現在、グローバリゼーションの進行は、現在のゲーム業界の環境を形成する上でかなりの要因となっています。また、技術進歩により国や文化がさらに一体化する中、国際的なゲーム文化の形成がすでに始まっていることは疑いの余地がありません。大陸や文化を越えて、世界中のあらゆる場所にゲームやゲームプレイヤーが存在するようになりました。