株式会社日立製作所(以下、日立)は7月28日、上場子会社5社の完全子会社化を目的とし、各社の普通株式などを公開買い付けにより取得すると発表した。2009年度内をめどに完全子会社化を行う意向で、執行役会長兼執行役社長の川村隆氏は、「当社は、高信頼・高効率な情報通信技術に支えられた社会インフラを構築する『社会イノベーション事業』で再生を遂げようと考えており、そのために上場5社を完全子会社化する」と述べた。 公開買い付けにより完全子会社化を行うのは、株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)、株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)、株式会社日立プラントテクノロジー(以下、日立プラント)、日立マクセル株式会社。 このうち日立情報、日立ソフト、日立システム、3社の完全子会社化は、同社の情報通信システム事業の強化を目的と