2012年09月03日02:31 カテゴリ Medill F 姉妹サイトに、日本のスポーツ紙報道のデタラメ振りについて書いた。表記・数字・「てにをは」の間違い等の軽微な誤りならまだしも、「ありもしない空想」を事実であるかのようにかき立てたから腹が立ってならなかったのである。 読者の中には、「腹が立つのはスポーツ紙をジャーナリズムと思うから。ただの『赤新聞』なのだから真面目に取り合ってはいけない」と、おっしゃる方がいるかもしれない。しかし、「ありもしない空想」をかき立てるのはスポーツ紙の専売特許ではない。「天下の朝日」も「ありもしない空想」を書くことにかけては負けていないので、以下に、私がいまだに腹が立ってならない実例を紹介する。 私が、朝日の「空想」に腹を立てたのは、最後の4割打者、テッド・ウィリアムズが亡くなった際の訃報だった。ウィリアムズの人となりについて解説した朝日は「(ウィリアムズ