静大馬術部、運営ピンチ バイトできず資金難…寄付呼び掛け 新型コロナウイルスの影響で静岡大馬術部が、飼料代など年間数百万円かかる運営費の確保に苦慮している。部員が県内外の大会で競技補助員のアルバイトをして大半を賄ってきたが、大会は軒並み中止に。「2、3カ月先も見えない状況」にまで資金難に陥った。部員らは「馬を殺処分しなければいけなくなるかもしれないが、絶対に避けたい」と寄付を呼び掛けている。 馬を世話する馬術部の部員たち。運営費のほとんどをバイト代で賄ってきた=22日午後、静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス 馬術部は静岡キャンパス(静岡市駿河区)で6頭の馬を世話している。2019年度は飼料や装蹄、医療費などに約645万円を支出した。20年度は大会出場がなくなるため遠征費は不要となるが、維持費として400万円以上必要という。 部員は2~4年生の男女8人。運営費用に競技補助員や近隣乗馬クラブで